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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):ファナック、キッコマン、NIPPO、Jディスプレ

■ファナック <6954> 18,450円  +70 (+0.4%)   本日終値
 25日、ファナック <6954> が決算を発表。14年3月期の連結経常利益は前々期比8.8%減の1743億円になったが、15年3月期は前期比24%増の2162億円に拡大する見通しとなったことが買い材料。米アップルの「iPhone(アイフォーン)」の金属ケースの加工に使っていた小型マシニングセンター「ロボドリル」の需要が、他社のスマホ向けにも広がることが寄与する。

■キッコーマン <2801> 2,014円  +3 (+0.2%)   本日終値
 25日、キッコマン <2801> が15年3月期の業績見通しを発表。15年3月期の連結経常利益は前期比3.6%増の235億円に伸びる見込みで、2期連続で過去最高益を更新する見通しを示したことが買い材料視された。海外で日本食の人気が拡大するとともに、しょうゆの販売増を見込む。北米での使用機会の増加や欧州での新規開拓、アジアにおける高収益モデルの確率を進める。なお、同時に発表した14年3月期決算の連結経常利益は前々期比21.3%増の226億円。国内でしょうゆ、食品、飲料、酒類が好調だったほか、北米、欧州、アジア・オセアニアでしょうゆの売上が伸びた。

■NIPPO <1881> 1,503円  +1 (+0.1%)   本日終値
 25日、NIPPO <1881> が14年3月期の連結経常利益を従来予想の280億円→360億円に28.6%上方修正。増益率が17.2%増→50.7%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。建設事業での順調な工事進捗に加え、製造・販売事業の出荷数量が想定より増え、売上が計画を上回ったことが寄与した。コスト削減や業務の効率化も利益を押し上げた。修正した会社計画が市場予想(305億円前後)を大きく上回ったうえ、前日終値ベースの予想PERが10.5倍→8.3倍に低下し割安感が強まったことも買い気を誘った。

■ジャパンディスプレイ <6740> 672円  -127 (-15.9%)   本日終値  東証1部 下落率トップ
 28日朝、Jディスプレ <6740> が14年3月期の連結経常利益を従来予想の226億円→193億円(前々期は85.4億円)に14.6%下方修正したことが売り材料。中価格帯スマートフォン向けディスプレイの市場価格下落により価格交渉が難航し、出荷見合わせを行った製品が発生したことによる売上高の減少が響いた。

■SMK <6798> 402円  -51 (-11.3%)   本日終値  東証1部 下落率3位
 25日に決算を発表。「今期経常は25%減益へ」が嫌気された。
 SMK <6798> が4月25日大引け後(15:00)に決算を発表。14年3月期の連結経常利益は前の期比2.7倍の42.5億円に拡大したが、15年3月期は前期比24.7%減の32億円に減る見通しとなった。
  ⇒⇒SMKの詳しい業績推移表を見る

■NECキャピ <8793> 1,827円  -197 (-9.7%)   本日終値  東証1部 下落率5位
 25日、NECキャピ <8793> が15年3月期の業績見通しを発表。15年3月期の連結経常利益は前期比75.7%減の40億円に大きく落ち込む見通しを示したことが嫌気された。前期にファンド事業で計上した大型売上の反動と、賃貸・割賦事業における契約実行高を増やした成果が表れるまで一定の時間がかかることが影響する。同時に発表した14年3月期の連結経常利益は前々期比76.2%増の164億円に拡大したが、今期の大幅減益を嫌気した売りが殺到した。

■日本オフィス・システム <3790> 1,515円  +300 (+24.7%) ストップ高    本日終値
 25日に決算を発表。「今期経常は6.8億円で9期ぶり最高益更新へ」が好感された。
 NOS <3790> [JQ] が4月25日大引け後(15:30)に決算を発表。14年3月期(15ヵ月の変則決算)の連結経常利益は5.3億円になり、15年3月期も6.8億円を見込み、9期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
  ⇒⇒日本オフィス・システムの詳しい業績推移表を見る

■エイアンドティー <6722> 728円  +100 (+15.9%) ストップ高    本日終値
 25日、A&T <6722> [JQ] が決算を発表。14年12月期第1四半期(1-3月)の経常利益(非連結)が前年同期比93.7%増の3.9億円に拡大し、上期(1-6月)計画の2.3億円をすでに73.5%上回ったことが買い材料。
  ⇒⇒A&Tの詳しい業績推移表を見る

■大同工業 <6373> 312円  +8 (+2.6%)   本日終値
 25日、大同工 <6373> が14年3月期の連結経常利益を従来予想の24.5億円→29億円に18.4%上方修正。増益率が2.5倍→2.9倍に拡大し、7期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。円安による採算改善や為替差益の増加が利益を押し上げた。業績上振れに伴い、期末一括配当を3円→6円(前々期は3円)に2倍増額修正した。

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