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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):小糸製、ユアテック、富士通ゼ、ネットワン

■小糸製作所 <7276> 2,225円  +283 (+14.6%)   本日終値  東証1部 上昇率2位
 25日に決算を発表。「今期経常は微増で3期連続最高益更新へ」が好感された。
 小糸製 <7276> が4月25日大引け後(16:00)に決算を発表。14年3月期の連結経常利益は前の期比29.7%増の518億円になり、15年3月期は前期比0.2%増の520億円とほぼ横ばいを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。6期連続増収、3期連続増益になる。
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■ユアテック <1934> 474円  +50 (+11.8%)   本日終値  東証1部 上昇率3位
 25日に決算を発表。「今期経常は黒字浮上へ」が好感された。
 ユアテック <1934> が4月25日大引け後(15:00)に決算を発表。14年3月期の連結経常損益は2.5億円の赤字(前の期は24億円の赤字)に赤字幅が縮小し、15年3月期は47億円の黒字に浮上する見通しとなった。
  ⇒⇒ユアテックの詳しい業績推移表を見る

■富士通ゼネラル <6755> 1,211円  +123 (+11.3%)   本日終値  東証1部 上昇率4位
 25日、富士通ゼ <6755> が決算を発表。14年3月期の連結経常利益は前々期比1.4%増の204億円になり、従来の10.6%減益予想から一転して増益で着地。続く15年3月期も前期比2.9%増の210億円に伸び、6期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。今期は中国や北米、オセアニアにおける販路の開拓・強化に加え、中東で省エネ規制に対応した機種の出荷が下半期に本格化し、海外空調機の好調を見込む。国内向けも機種構成の改善や住設ルートの販売強化が奏功し売上が伸びる。全社を挙げたコストダウンも寄与し、円安や中国など生産地国の通貨高・人件費の上昇、先行投資などをこなして増益を確保する。為替レートは1ドル=105円を想定。業績好調に伴い、前期の年間配当を12円→14円(前々期は12円)に増額し、今期も14円を継続する方針とした。

■ネットワンシステムズ <7518> 809円  +75 (+10.2%)   本日終値  東証1部 上昇率6位
 25日、ネットワン <7518> が決算を発表。14年3月期の連結経常利益は前々期比59.1%減の35.3億円に落ち込んだが、従来予想の29億円を上回って着地。続く15年3月期は前期比47.0%増の52億円に回復する見通しとなったことが買い材料。今期は通信事業者向けが8.5%減収と振るわないが、民間企業向けが15.6%増収、地域・公共向けが9.3%増収、パートナー事業が23.2%増収とそれぞれ好調で、売上高が5.3%増に伸びることが寄与する。なお、今期の年間配当は前期比4円減の30円に減配する方針とした。同時に、発行済み株式数の3.4%にあたる300万株の自社株を6月20日付で消却すると発表。需給改善や株式価値の向上といった株主還元を好感する買いも向かった。

■エス・エム・エス <2175> 2,180円  +189 (+9.5%)   本日終値  東証1部 上昇率8位
 25日、エスエムエス <2175> が決算を発表。14年3月期の連結経常利益は前々期比17.6%増の23.4億円に拡大し、従来予想の22.6億円を上振れて着地。続く15年3月期も前期比8.9%増の25.4億円に伸び、11期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。今期は介護、医療、海外すべての分野が増収となり売上高が29.1%増と急拡大することが寄与する。なお、従来未定としていた前期の期末一括配当は10円実施し、今期の年間配当は未定とした。同時に、発行済み株式数の1.0%にあたる21万株(金額で4億6200万円)を上限に自社株買いを実施すると発表。需給改善や株式価値の向上といった株主還元を好感する買いも向かった。買い付け期間は28日から9月末日まで。

■オークマ <6103> 876円  +75 (+9.4%)   本日終値  東証1部 上昇率9位
 25日、オークマ <6103> が決算を発表。14年3月期の連結経常利益は前々期比6.5%減の95.1億円になったが、15年3月期は前期比45.0%増の138億円に急拡大する見通しとなったことが買い材料。業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比3円増の13円に増配する方針とした。
  ⇒⇒オークマの詳しい業績推移表を見る

■トプコン <7732> 1,789円  +94 (+5.6%)   本日終値
 25日に決算を発表。「今期経常は28%増で8期ぶり最高益、6円増配へ」が好感された。
 トプコン <7732> が4月25日大引け後(15:00)に決算を発表。14年3月期の連結経常利益は前の期比3.3倍の113億円に急拡大し、15年3月期も前期比28.3%増の145億円に伸びを見込み、8期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。3期連続増益になる。
  ⇒⇒トプコンの詳しい業績推移表を見る

■NTTドコモ <9437> 1,631円  +58 (+3.7%)   本日終値
 25日、NTTドコモ <9437> が発行済み株式数(自社株を除く)の7.72%にあたる3億2000万株(金額で5000億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は26日から15年3月31日まで。同時に決算を発表。14年3月期の連結営業利益は前々期比2.1%減の8191億円と従来の0.3%増益予想から一転して減益で着地。続く15年3月期も前期比8.4%減の7500億円に落ち込む見通しとなったが、特に売り材料視されなかった。今期はスマートフォンの通信料の割引負担が業績の重石となる。また、決算発表を受けて、SMBC日興証券が25日付で業績底打ちが早まる可能性を指摘し、投資判断を「2→1」、目標株価を1600円→1800円にそれぞれ引き上げたことも支援材料。

■ダイワボウ <3107> 178円  +6 (+3.5%)   本日終値
 25日、ダイワボウ <3107> が14年3月期の連結経常利益を従来予想の60億円→106億円に76.7%上方修正。増益率が19.4%増→2.1倍に拡大し、一気に41年ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。オイルショック直前の1973年4月期に記録した最高益75億円(単独)を41年ぶりに大幅に更新。ITインフラ流通事業で通信事業者・文教向けの受注が拡大したうえ、「Windows XP」のサポート終了に伴う買い替え需要でパソコンの販売も伸び、全体の売上が計画を11.4%も上回ったことが利益を押し上げた。業績上振れに伴い、期末一括配当を4円→5円(前々期は4円)に増額修正した。前日終値ベースの予想PERが12.3倍→7.4倍に急低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■石油資源開発 <1662> 3,810円  +80 (+2.1%)   本日終値
 25日、石油資源 <1662> が14年3月期の連結経常利益を従来予想の380億円→438億円に15.2%上方修正。増益率が35.6%増→56.2%増に拡大し、従来の7期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。原油販売価格の上昇に加え、探鉱費と販管費が想定を下回ったことが寄与した。持分法投資利益が増加したことも経常利益を押し上げた。前日終値ベースの予想PERが8.8倍→7.3倍に低下し、割安感が強まったことも買い気を誘った。

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