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【市況】【↑】日経平均 大引け|薄商いの中を反発、1万4500円台回復(4月18日)


日経平均株価
始値  14489.37
高値  14536.67(10:07)
安値  14442.74(12:49)
大引け 14516.27(前日比 +98.74 、 +0.68% )

売買高  12億3540万株 (東証1部概算)
売買代金 1兆1502億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は反発、8日ぶりに1万4500円台を回復
 2.1ドル=102円台半ばの円安、麻生財務相の発言を好感
 3.海外主要市場が祝日休場で、海外勢の参加者が少ない
 4.日米首脳会談、決算発表シーズンを控え、国内勢も様子見気分を強める
 5.売買代金は1年4ヵ月ぶりの低水準に落ち込む


■東京市場概況

 前日の米国市場では、IBMの減益決算が嫌気されたほか、3連休を控えた利益確定売りも重なり、ダウは16ドル安と4日ぶりに反落した。

 東京市場では、日経平均は98円高と反発し、8日ぶりに1万4500円台を回復した。週間の上げ幅は556円に達したが、前週の下げ幅1103円の半値戻しの水準にとどまった。

 1ドル=102円台半ばの円安水準を追い風に輸出関連株が買われたほか、麻生財務相による「6月の成長戦略の策定作業でGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の運用のあり方が議論されるのが正しい」との発言も好感され、内外需を問わず幅広い業種が上昇した。

 ただ、欧米など主要市場の祝日休場を背景に、海外投資家の参加者が少ないうえ、日米首脳会談や決算発表の集中期間入りを来週に控えて、国内勢も様子見ムードが強い。売買代金は1兆1502億円と1年4ヵ月ぶりの低水準に落ち込んだ。

 東証33業種のうち上昇は30業種。上昇率の上位5業種は(1)金属製品、(2)その他金融業、(3)ゴム製品、(4)鉱業、(5)サービス業。一方、下落した3業種は(1)パルプ・紙、(2)海運業、(3)陸運業。

 個別材料では、パラミロンの継続摂取による免疫バランス調整機能について特許を出願したユーグレナ <2931> [東証M]、SMBC日興証が新規に「強気」とした東ソー <4042> 、東証1部に指定替えとなるサクセスHD <6065> [東証2]とアサンテ <6073> [東証2]、来期に売上高を4000億円以上に伸ばすとの社長コメントが報じられたカシオ <6952> 、インドでごみ焼却プラントを受注したとの報道が好感された日立造 <7004> 、三菱UFJ証が「中立→強気」に格上げしたアークス <9948> などが上昇。このほか、大手家電量販店の格安スマホへの通信サービス提供が報じられたIIJ <3774> と日本通信 <9424> [JQ]が高い。

 一方、SMBC日興証が目標株価を950円→800円に減額した菱ガス化 <4182> 、前期経常を32%下方修正した東光高岳 <6617> 、今期最終を赤字拡大に下方修正したウィズ <7835> [JQ]などが安い。

 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)山一電機 <6941> 、(2)IIJ <3774> 、(3)ディップ <2379> 、(4)SMK <6798> 、(5)アウトソシン <2427> 、(6)サンフロ不 <8934> 、(7)サニックス <4651> 、(8)ランド <8918> 、(9)エイチーム <3662> 、(10)クックパッド <2193> 。

 値下がり率上位10傑は(1)キムラタン <8107> 、(2)東光高岳 <6617> 、(3)チムニー <3178> 、(4)JIN <3046> 、(5)COTA <4923> 、(6)吉野家HD <9861> 、(7)マルエツ <8178> 、(8)星光PMC <4963> 、(9)丸善CHI <3159> 、(10)東祥 <8920> 。

【大引け】

 日経平均は前日比98.74円(0.68%)高の1万4516.27円。TOPIXは前日比6.78(0.58%)高の1173.37。出来高は概算で12億3540万株。値上がり銘柄数は1150、値下がり銘柄数は486となった。日経ジャスダック平均は1986.28円(12.36円高)。

[2014年4月18日]
(「株探」編集部)

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