市場ニュース

戻る
 

【市況】後場に注目すべき3つのポイント~米休場で手掛けづらさ、中小型株での短期物色に


18日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・ポジション調整で25日線からどちらに放れるか
・ドル・円は102円40銭付近、リスク選好的なドル買いは活発化せず
・今晩の米国市場休場で後場は手掛けづらい、中小型株での短期物色に

■ポジション調整で25日線からどちらに放れるか

日経平均は反発。86.94円高の14504.47円(出来高概算5億7000万株)で前場の取引を終えた。18日の欧米市場がグッドフライデー(聖金曜日)で休場となるなかで参加者が限られており、こう着感の強い相場展開になっている。ただし、財務相によるGPIFに絡んだ発言などもあって底堅い値動きをみせている。

セクターでは金属製品、ゴム製品、その他金融、保険、不動産、サービス、電気機器、建設などが堅調。一方で、陸運、電力ガス、その他製品、パルプ紙などが小安い。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が若干上回っているが、高安まちまち。規模別指数は大型、中型、小型株指数いずれも小幅に上昇している。

日経平均は14500円処での推移が続いている。心理的な抵抗となる25日線が支持線として意識されており、想定内でのこう着だろう。ソフトバンク<9984>も前日終値を挟んでの推移が続いており、強弱感が対立しているように映る。相場全体も大きなトレンドは出難いと考えられ、短期的な需給要因に左右させられやすいだろう。

物色の流れについては、指数インパクトの大きい値がさの一角と、個人主体による材料系の銘柄による売買が中心になりそうである。日経平均では25日線の抵抗が想定内のなか、大引けにかけてのショートカバーを交えたポジション調整で、抵抗をクリアできるかが注目されるが。

■ドル・円は102円40銭付近、リスク選好的なドル買いは活発化せず

ドル・円は102円40銭付近で推移。アジア市場では株高を意識したリスク選好的なドル買いは活発ではないもよう。仲値時点のドル需要は通常並で顧客筋のドル買いは午前中で一巡している。

12時15分時点のドル・円は102円40銭、ユーロ・円は141円46銭、ポンド・円は171円97銭、豪ドル・円は95円57銭付近で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日本通信<9424>などMVNO関連に短期資金の関心が向かう
・指数インパクトの大きい値がさ株と個人主体の材料株物色が主体
・今晩の米国市場休場で後場は手掛けづらい、中小型株での短期物色に

☆後場の注目スケジュール☆

特にありません。

《KO》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均