市場ニュース

戻る
 

【市況】ポジション調整で25日線からどちらに放れるか/ランチタイムコメント


 日経平均は反発。86.94円高の14504.47円(出来高概算5億7000万株)で前場の取引を終えた。18日の欧米市場がグッドフライデー(聖金曜日)で休場となるなかで参加者が限られており、こう着感の強い相場展開になっている。ただし、財務相によるGPIFに絡んだ発言などもあって底堅い値動きをみせている。
 セクターでは金属製品、ゴム製品、その他金融、保険、不動産、サービス、電気機器、建設などが堅調。一方で、陸運、電力ガス、その他製品、パルプ紙などが小安い。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が若干上回っているが、高安まちまち。規模別指数は大型、中型、小型株指数いずれも小幅に上昇している。
 日経平均は14500円処での推移が続いている。心理的な抵抗となる25日線が支持線として意識されており、想定内でのこう着だろう。ソフトバンク<9984>も前日終値を挟んでの推移が続いており、強弱感が対立しているように映る。相場全体も大きなトレンドは出難いと考えられ、短期的な需給要因に左右させられやすいだろう。
 物色の流れについては、指数インパクトの大きい値がさの一角と、個人主体による材料系の銘柄による売買が中心になりそうである。日経平均では25日線の抵抗が想定内のなか、大引けにかけてのショートカバーを交えたポジション調整で、抵抗をクリアできるかが注目されるが。(村瀬智一)
《FA》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均