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【経済】【中国から探る日本株】アリババの米上場は6-7月か、IPOで存在感はさらに拡大へ(訂正)


下記のとおり修正します。
(誤)2014年の売上高は
(正)傘下ECサイトの売り上げは2014年に

中国の電子商取引最大手アリババ・グループが、米国市場での新規株式公開(IPO)に向けた準備を進めている。フォーブス中国語版では、同社が6月か7月にも上場する見通しと報道。株式上場によってアリババの企業価値は一段と押し上げられ、米アマゾン・ドット・コムなど世界の同業大手を上回ると分析している。

同誌では、世界最大のインターネット通販市場である中国において、アリババがシェア80%を握っていることに言及した。また、人口規模を見ても、中国が約14億人を抱えるのに対し、世界3位の米国でも3億人強にとどまると指摘。会社としての成長潜在力は大きいとの見解を示した。

また、傘下ECサイトの売り上げは2014年に4200億米ドル(約43兆円)を超えると予測され、アマゾンやイーベイを大きく引き離すとの見方だ。加えて、金融サービスの提供に向けた取り組みを加速していることや、銀行との提携を強化していることについても、同社の優位性と成長性を支えるとみている。

同誌では、IPOによってさらに巨大化したアリババが今後、世界のネット通販大手と直接的な市場競争を展開していくと予測。競合先として、アマゾンやイーベイ、ドイツのザランド、日本の楽天<4755>などの名前を挙げている。

《NT》

 提供:フィスコ

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