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【経済】李嘉誠一族:中国売りを加速、日本などの事業を継続へ


香港の大富豪、李嘉誠氏一族の傘下企業である盈大地産(00432/HK)はこのほど、北京市の商業ビル「北京盈科中心」を72億100万香港ドル(約936億円)で売却した。李一族が売却した中国本土の不動産は昨年8月から計200億香港ドル近くになったと報告された。

盈大地産は、売却した一部の資金を日本やタイ、インドネシアなどで手がけている事業に充当する方針を示した。日本などの事業を当面継続していく計画も明らかにした。

なお、李嘉誠氏は2008年の世界同時不況が発生する前、上海市の商業ビルを売却した前例があり、人並み外れた先見性や洞察力を持っていると評価された。李一族による中国売りの加速を受け、中国の不動産市場のバブル崩壊がいよいよ開始するとの見方が浮上している。

《ZN》

 提供:フィスコ

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