市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):日本通信、スクエニHD、OBARAG、松屋

■日本通信 <9424> 238円  +50 (+26.6%) ストップ高    本日終値
 日本通信 <9424> [JQ]がストップ高。28日に「高い安全性が求められる金融機関のATMのデータ通信に、携帯電話回線を使うサービスを始める」と一部で報じられたことが買い材料視された。現在の固定通信回線に比べATMを手軽に設置できるうえ、通信費を半分以下に抑えられる。店舗外のATM網を拡大している金融機関の需要を開拓すると伝えており、業容拡大を期待する買いが向かった。同社株は今週に入り、25日に業績の上方修正、26日には新規顧客急増に対応するために子会社設立と、相次ぎ好材料出現で急騰していただけに、再び買いが殺到した格好。

■スクエニHD <9684> 2,087円  +141 (+7.3%)   本日終値
 スクエニHD <9684> が急反発。日経新聞が28日付で「スクウェア・エニックスは4月にも、スマートフォン(スマホ)向けに人気ゲーム『ファイナルファンタジー』シリーズの最新作を発売する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「同シリーズの最新作を家庭用ゲーム機並みの高画質映像でスマホ向けに配信するのは初めて。家庭用ゲーム機の販売が低迷する中、利用者が急増するスマホ向けに力を入れる」という。武器など有料アイテムの課金収入による収益拡大を期待した買いが向かった。

■OBARA GROUP <6877> 3,820円  +240 (+6.7%)   本日終値
 27日、OBARAG <6877> が14年9月期上期(10-3月)の連結経常利益を従来予想の30.9億円→50.5億円に63.4%上方修正。従来の20.2%減益予想から一転して30.4%増益を見込み、2期連続で上期の過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。世界的な自動車の増産を背景に、アジアを中心に自動車向け溶接機器が想定より伸び、売上が計画を19.6%も上回ることが寄与する。円安による為替差益の発生も利益を押し上げる。上期好調に伴い、通期の同利益も59億円→81.5億円に38.1%上方修正。一転して11.0%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

■松屋 <8237> 845円  +41 (+5.1%)   本日終値
 27日、松屋 <8237> が未定としていた14年2月期の期末一括配当を2.5円実施し、5期ぶりに復配すると発表したことが買い材料。銀座本店の改装などによる収益力の向上や財務体質の改善を踏まえ、復配に踏み切る。

■K&Oエナジーグループ <1663> 1,399円  +47 (+3.5%)   本日終値
 27日、K&Oエナジ <1663> が発行済み株式数の3.19%にあたる100万株の自社株を消却すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。消却予定日は31日。

■京阪電気鉄道 <9045> 416円  +12 (+3.0%)   本日終値
 27日、京阪電 <9045> が14年3月期の連結経常利益を従来予想の177億円→200億円に13.0%上方修正。従来の6.5%減益予想から一転して5.6%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。マンション販売が想定より伸びるうえ、円安による海外旅行客の増加などでホテルの稼働率が向上したことが利益を押し上げる。業績上振れに伴い、今期の年間配当を5円→6円(前期は5円)に増額修正した。

■京王ズホールディングス <3731> 494円  +80 (+19.3%) ストップ高    本日終値
 26日、京王ズHD <3731> [東証M]に対し、光通信 <9435> が条件付きで1株555円でTOBを実施すると発表したことが引き続き買い材料視された。

■新華HD <9399> 780円  +80 (+11.4%)   本日終値
 27日に発表した「新たにモバイル事業を開始、子会社を設立」が買い材料。

■寿スピリッツ <2222> 1,930円  +80 (+4.3%)   本日終値
 27日、東証が寿スピリッツ <2222> [東証2]を4月3日付で市場1部に指定替えすると発表したことが買い手掛かり。TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■クボテック <7709> 258円  +7 (+2.8%)   本日終値
 27日、クボテック <7709> が東京営業所と新大阪営業所の土地建物を売却し、譲渡益7億3000万円を計上すると発表したことが買い材料視された。今回の固定資産の譲渡により、14年3月期に固定資産譲渡益2億円、15年3月期に固定資産譲渡益5億3000万円をそれぞれ特別利益として計上する予定。資産の有効的活用や、財務体質の改善を好感した買いが向かった。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均