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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:カナモト、コロプラ、冶金工、東洋建

■カナモト <9678> 3,265円  +230 (+7.6%)   11:30現在  東証1部 上昇率3位
 7日、カナモト <9678> が決算を発表。14年10月期第1四半期(13年11月-14年1月)の連結経常利益が前年同期比47.6%増の56.8億円に拡大して着地したことが買い材料。震災復興需要の本格化や活発なインフラ関連工事を背景に建機レンタルが引き続き好調で、15.6%の大幅増収を達成したことが寄与した。上期(11月-4月)計画の70.3億円に対する進捗率が80.9%に達したことで、業績上振れを期待する買いが向かった。

■コロプラ <3668> 3,005円  +190 (+6.8%)   11:30現在
 7日、コロプラ <3668> [東証M]が新感覚のパズルゲームアプリ「オレイロ!」を米グーグルの「Android(アンドロイド)」を搭載したスマートフォン向けに配信を開始したと発表したことが買い材料視された。縦8マス・横8マスのパネル上にいるモンスターを指でタッチして動かし、ペンキの缶に当たると周囲のパネルがペンキの色に染まり、全てのマス目を一色で染めることを目指すゲーム。今後、米アップルの「iPhone(アイフォーン)」向けにも配信を計画しており、「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」に続くヒット作への期待から買いが向かった。

■日本冶金工業 <5480> 347円  +16 (+4.8%)   11:30現在  東証1部 上昇率10位
 7日、冶金工 <5480> が14年3月期の連結最終損益を従来予想の1億円の黒字→4億円の黒字(前期は73.6億円の赤字)に4.0倍上方修正したことが買い材料。連結子会社のナストーア溶接テクノロジーの全株式4000株を12億0500万円で譲渡し、特別利益約3億円が発生する。

■ハイレックス <7279> 2,550円  +73 (+3.0%)   11:30現在
 7日、ハイレックス <7279> [東証2]が決算を発表。14年10月期第1四半期(13年11月-14年1月)の連結経常利益は前年同期比40.9%増の58億円に拡大したことが買い材料視された。中国での販売が堅調だったことから売上高が36.4%と大幅に増加し、利益を押し上げた。11-4月期(上期)経常利益計画の79.6億円に対する進捗率はすでに73%に達していることから、業績の上振れに期待した買いが向かった。

■島津製作所 <7701> 900円  +19 (+2.2%)   11:30現在
 7日、島津 <7701> が14年3月期の連結最終利益を従来予想の40億円→76億円(前期は75.7億円)に90%上方修正し、一転して0.3%増益見通しとなったことが買い材料。経営資源の有効活用のため京都市右京区にある賃貸用不動産を譲渡し、87億円の固定資産売却益を特別利益として計上することが利益を押し上げる。

■ジャフコ <8595> 5,340円  -110 (-2.0%)   11:30現在
 7日、JAFCO <8595> が野村 <8604> による220万株の海外での売り出しを実施すると発表したことから、株式需給悪化を懸念する売りものが先行した。売り出し株数は発行済み株式総数の約4.6%に相当。売出価格は11日から13日までの期間に決定される。売り出しの目的は、海外株主を増やすとともに流動性の向上が狙い。

■テックファーム <3625> 1,567円  +300 (+23.7%) ストップ高    11:30現在
 7日、テックファム <3625> [JQG]が3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。同時に決算を発表。14年7月期上期(13年8月-14年1月)の最終損益(非連結)は4000万円の赤字(前年同期は2000万円の黒字)に転落したと発表したが、特に売り材料視はされなかった。

■富士テクニカ宮津 <6476> 510円  +79 (+18.3%) 一時ストップ高    11:30現在
 7日、富士テク宮津 <6476> [JQ] が従来無配としていた14年3月期の期末一括配当を5円実施し、6期ぶりに復配する方針としたことが買い材料。宮津製作所との事業統合、管理体制の強化による個別案件の採算性の向上、全社挙げての固定費の削減、製造工程見直しなどによる業績回復や、遊休資産の処分・長期滞留債権の回収による財務体質の改善が進み、普通株式やA種優先株式に対する配当金、A種優先株式償還の原資を確保できる見通しとなった。

■ガイアックス <3775> 695円  +100 (+16.8%) ストップ高    11:30現在
 ガイアックス <3775> [名証C]が一時100円ストップ高の695円まで上昇。日経産業新聞が10日付で「インターネット販促支援を手掛けるガイアックスはホットリンクと組み、ネット上の風評を監視するサービスを始める」と報じたことが買い材料視された。報道によると、ホットリンクが販売するネット監視ソフト「e-mining(イーマイニング)」とガイアックスの人手によるネット監視サービス(500人で24時間体制)を組み合わせ、2000サイトを対象に批判の連鎖を引き起こす「炎上」の原因となる書き込みを見つけ出す。利用料金は初期料金が18万円、月額料金が20万円からで、年内に50社の導入を目指す。小売業や製造業はじめ幅広い業種に売り込むとしており、業績への貢献に期待する買いが向かった。ホットリンク <3680> [東証M]も急反騰。

■メドレックス <4586> 1,605円  +162 (+11.2%)   11:30現在
 7日、メドレックス <4586> [東証M]が米国で慢性疼痛軽減薬リドカインのテープ型貼付剤の基本特許が承認されたと発表したことが買い材料。有効期間は28年まで。同特許は日本やオーストラリア、中国においてすでに成立済みで、イギリスやドイツなど欧州特許条約加盟国、カナダ、韓国で出願中。また、イオン液体化した消炎鎮痛外用剤エトドラクのテープ剤が欧州で特許承認されたと発表したことも好感された。欧州で基本特許は成立していたが、今回の改良特許の取得により特許の有効期間が25年から28年まで延長された。

■東洋建設 <1890> 371円  +29 (+8.5%)   11:30現在  東証1部 上昇率2位
 7日、東洋建 <1890> が14年3月期の連結経常利益を従来予想の25億円→28億円に12.0%上方修正。増益率が15.0%増→28.9%増に拡大する見通しとなったことが買い材料。東日本大震災の復興需要による公共投資の拡大などを背景とした受注好調や工事の順調な進捗で、売上が計画を7.4%上回ることが寄与する。円安に伴う為替差益の発生も利益を押し上げる。業績上振れに伴い、期末一括配当を5円→7円(前期は5円)に増額修正したことも買いに拍車を掛けた。

■インヴァスト証券 <8709> 1,331円  +84 (+6.7%)   11:30現在
 7日、インヴァスト <8709> [JQ]が14年3月期の期末配当で特別配当を実施すると発表したことが買い材料。今期末は特殊要因である特別利益(第3四半期末時点で36.8億円の投資有価証券売却益)の影響額を除外した上で、配当性向30%をベースに算定したものを普通配当とする。加えて、同様の配当性向90-100%をメドに特別配当を実施する。具体的な配当予想額は今後の業績などを勘案し見通しが立った時点で開示する。同時に、13年12月13日に決議した自社株取得枠の上限を20万株(自社株を除く発行済み株式数の3.3%)・3億円→25万株(同4.1%)・5億円に拡大すると発表。株主還元に対する積極的な姿勢を評価する買いが向かった。

●ストップ高銘柄
 エイチアンドエフ <6163> 2,599円  +500 (+23.8%) ストップ高    11:30現在
 キャンバス <4575> 938円  +150 (+19.0%) ストップ高    11:30現在
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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