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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):パナソニック、菱洋エレク、ゼンショHD、GSユアサ

■パナソニック <6752> 1,259円  +63 (+5.3%)   本日終値
 パナソニック <6752> が続急伸。日経新聞が26日付で「パナソニックは米電気自動車(EV)メーカーのテスラ・モーターズと共同で、米国に電気自動車向けの電池工場を建設することで最終調整に入った」と報じたことが買い材料視された。報道によると「国内の複数の部材メーカーにも参加を呼びかけており、総投資額は1000億円を超えるとみられる」という。自動車向けでは世界最大規模の生産拠点となる見通しで17年の稼働を目指すとしており、将来的な業績への寄与を期待した買いが向かった。

■菱洋エレクトロ <8068> 1,148円  +34 (+3.1%)   本日終値
 25日、菱洋エレク <8068> が発行済み株式数の2.08%にあたる60万株の自社株を消却すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。消却予定日は3月5日。

■ゼンショHD <7550> 1,125円  -91 (-7.5%)   本日終値  東証1部 下落率トップ
 25日、ゼンショHD <7550> が2475万株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う最大275万株の第三者割当増資を実施すると発表。新株発行が最大で2750万株と発行済み株式数の約22.7%におよぶ規模とあって、株式価値の希薄化や目先の需給悪化などが嫌気された。発行価格は3月5日から10日までのいずれかの日に決定。最大で約301億円の調達資金は新規出店や既存店の改装、工場の新設を含む生産能力の増強などに充てる。

■GSユアサ <6674> 594円  -14 (-2.3%)   本日終値
 25日、GSユアサ <6674> が250億円の新株予約権付社債(転換社債=CB)を海外市場で発行すると発表したことが嫌気された。調達資金は海外事業の強化を目的に中国、タイ、ベトナムなどの地域における土地取得と設備投資や、国内自動車電池事業と産業用電池事業への設備投資資金のほか、有利子負債の返済などに充てる。転換価格は851円で、発行済み株式総数に対する潜在株式数の比率は7.12%になる見込みで、将来的な株式価値の希薄化や株式需給の悪化を警戒する売りが向かった。

■アイル <3854> 2,985円  +500 (+20.1%) ストップ高    本日終値
 25日、アイル <3854> [JQG] が14年7月期上期(13年8月-14年1月)の連結経常利益を従来予想の5100万円→1億6500万円に3.2倍上方修正。従来の22.7%減益予想から一転して2.5倍増益を見込み、2期連続で上期の過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。システムソリューション事業、ウェブソリューション事業がともに堅調に推移する中、システム開発の効率化と利益率の高いビジネス商材の売上構成比の上昇が利益を押し上げた。

■北越工業 <6364> 533円  +38 (+7.7%)   本日終値
 25日、東証が北越工 <6364> [東証2]を3月4日付で市場1部に指定替えすると発表したことが買い材料。TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。同日、同社が東証1部への指定替えを記念し、14年3月期末に2円の記念配当を実施すると発表したことも買いに拍車を掛けた。年間配当は17円(前期は10円)となる。

■チムニー <3178> 1,425円  +93 (+7.0%)   本日終値
 25日、東証がチムニー <3178> [東証2]を3月4日付で市場1部に指定替えすると発表したことが買い材料。TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

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