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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):星光PMC、エナリス、ヤフー、ALSOK

■星光PMC <4963> 1,324円  +300 (+29.3%) ストップ高    本日終値  東証1部 上昇率トップ
 星光PMC <4963> がストップ高。日経産業新聞が25日付で「製紙用薬品大手の星光PMCはスマートフォン(スマホ)などのタッチパネルの電極向けに、電気抵抗値が従来品より約3割低い銀製の新素材を開発した」と報じたことが買い材料視された。報道によると、開発したのは直径40-60ナノメートル、長さ15-35マイクロメートルの銀の線が繊維のように絡み合った「銀ナノワイヤ」。パネルの反応が良くなり操作性が向上するほか、柔軟性も高く局面のディスプレーにも使えるという。主流のITO(酸化インジウムすず)に比べ、塗るだけで加工でき生産コストも抑えられる。日本勢で銀ナノワイヤの製品化にこぎつけたのは同社が初めてで、7月にも製造プラントを新設し、量産を開始する。国内他社に先駆けてスマホ向け新素材を量産化するとあって、中期的な業績貢献を期待する買いが向かった。

■エナリス <6079> 1,910円  +400 (+26.5%) ストップ高    本日終値
 24日、エナリス <6079> [東証M] が14年12月期の連結経常利益を従来予想の12.6億円→22億円に74.9%上方修正。増益率が85.0%増→3.2倍に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。太陽光発電システムの販売・施工・保守を手掛ける日本エネルギー建設の買収に伴い、日本エネ建の業績が上積みされることが主因。日本エネ建の株式54%を10.9億円で取得し、残りの株式46%は株式交換により完全子会社化する。

■ヤフー <4689> 654円  +17 (+2.7%)   本日終値
 24日、ヤフー <4689> が発行済み株式数の1.0%にあたる5724万0300株の自社株を消却すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。消却予定日は3月28日。

■綜合警備保障 <2331> 2,061円  +53 (+2.6%)   本日終値
 ALSOK <2331> が反発。日経産業新聞が25日付けで、「綜合警備保障(ALSOK)は3月から、道路トンネルの事故や火災の監視を代行する自治体向けサービスを始める」と報じたことが買い材料視された。報道によると「トンネルの非常ボタンが押されると、ALSOKに緊急通報が届き、警備員が現場に急行。警察への連絡や交通規制にあたる」という。トンネルの老朽化による自治体の維持管理のコスト増を見据え、初年度に500件の契約を目指すとしており、本格的な参入による収益拡大を期待した買いが向かった。

■ユニオンツール <6278> 2,465円  +61 (+2.5%)   本日終値
 ユニオンツル <6278> が反発。日経新聞が25日付で「ユニオンツールは電子基板穴開け用のドリルで、車載やパソコン基板向けの市場に本格参入する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「特殊な皮膜を施し、従来品から寿命を4倍にした新製品を投入し、自動車やデジタル家電などで高まる需要を取り込む考え」としている。中国や台湾を中心に、来年に売上高70億円規模を育てるとしており、本格参入による業績への寄与を期待した買いが向かった。

■パーク24 <4666> 2,181円  +39 (+1.8%)   本日終値
 パーク24 <4666> が反発。日経新聞が25日付で「パーク24の2013年11月~14年1月期の連結営業利益は50億円前後と前年同期に比べて6%増え、同期間としては過去最高を更新したもようだ」と報じたことが買い材料視された。報道によると「レジャーや買い物などへの需要回復で主力の駐車場の稼働率が向上した。地主に解約されにくい中小規模の物件開発に力を入れたことも寄与した」という。27日発表予定の第1四半期決算発表を控え、好調な決算を期待した買いが向かった。

■北國銀行 <8363> 344円  +6 (+1.8%)   本日終値
 24日、北国銀 <8363> が発行済み株式数の0.88%にあたる280万株の自社株を消却すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。消却予定日は3月31日。

■そーせいグループ <4565> 3,260円  -700 (-17.7%) ストップ安    本日終値
 24日、そーせい <4565> [東証M]が158万8000株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う最大23万8000株の第三者割当増資を実施すると発表。新株発行が最大で182万6000株と発行済み株式数の約15.3%におよぶ規模とあって、株式価値の希薄化や目先の需給悪化などが嫌気された。発行価格は3月4日から7日までのいずれかの日に決定。最大で約55億6000万円の調達資金は、APNT(ナノ粉砕化技術)を活用した医薬品の研究開発費に40億円、再生医療分野への投資資金に5億円、APNTを応用した製剤の製造設備への投資資金に5億円、研究開発に要する人件費などに5億円を充てる。

■アインファーマシーズ <9627> 4,680円  -320 (-6.4%)   本日終値  東証1部 下落率トップ
 24日に決算を発表。「11-1月期(3Q)経常は6%減益」が嫌気された。
 ⇒⇒アインファーマシーズの詳しい業績推移表を見る

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