市場ニュース

戻る
 

【材料】星光PMCが連騰、「タッチパネルの反応が速くなる電極向け新素材」

 星光PMC <4963> が続急騰。日経産業新聞が25日付で「製紙用薬品大手の星光PMCはスマートフォン(スマホ)などのタッチパネルの電極向けに、電気抵抗値が従来品より約3割低い銀製の新素材を開発した」と報じたことが買い材料。

 報道によると、開発したのは銀の線が繊維のように絡み合った液体状の素材「銀ナノワイヤ」。パネルの反応が良くなり操作性が向上するほか、柔軟性も高く曲面のディスプレーにも使えるという。現在の主流品に比べ、塗るだけで加工でき生産コストも抑えられる。

 日本勢で銀ナノワイヤの製品化は同社が初めてで、7月にも製造プラントを新設し、量産を開始する。国内他社に先駆けてスマホ向け新素材を量産化するとあって、業績貢献を期待する買いが向かった。

 株価は前日の「経産省が3月末に『セルロースナノファイバー』の実用化ロードマップを策定する」との一部報道を受けたストップ高に続く連騰となり、昨年来高値を大きく更新した。
(「株探」編集部)

株探からのお知らせ

    日経平均