市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):システクアイ、洋機械、ノバレーゼ、日本興業

■システクアイ <2345> 1,084円  +150 (+16.1%) ストップ高    本日終値
 29日後場に決算を発表。14年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は2900万円の黒字(前年同期は1800万円の赤字)に浮上し、通期計画の2800万円をすでに3.6%上回ったことが買い材料。

■東洋機械金属 <6210> 528円  +65 (+14.0%) 一時ストップ高    本日終値  東証1部 上昇率2位
 29日、洋機械 <6210> が14年3月期の連結経常利益を従来予想の13.3億円→19億円に42.9%上方修正。増益率が8.2%増→54.6%増に拡大する見通しとなったことが買い材料。IT機器・自動車向けに射出成形機、ダイガストマシンが好調で、売上が計画を11.8%も上回ることが寄与。円安による為替差益の増加やコスト削減も利益を押し上げる。前日終値ベースの予想PERが9.6倍→6.4倍に急低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■ノバレーゼ <2128> 853円  +86 (+11.2%)   本日終値  東証1部 上昇率3位
 29日、ノバレーゼ <2128> が決算を発表。13年12月期の連結経常利益は前々期比37.2%増の16.3億円に拡大し、従来予想の14億円を上回って着地。続く14年12月期も前期比16.6%増の19.1億円に伸び、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。今期は13年12月に開業した金沢の「辻家庭園」など婚礼施設2店が通期フル寄与し、10.1%増収を見込む。前日終値ベースの予想PERが11.7倍→7.1倍に急低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■日本興業 <5279> 192円  +18 (+10.3%) 一時ストップ高    本日終値
 29日に決算を発表。「今期経常を43%上方修正、配当も1円増額」が好感された。
 日本興業 <5279> [JQ] が1月29日大引け後(16:30)に決算を発表。14年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は4600万円の黒字(前年同期は1億4700万円の赤字)に浮上して着地した。業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の3円→4円(前期は2円)に大幅増額修正した。
  ⇒⇒日本興業の詳しい業績推移表を見る

■オークファン <3674> 2,530円  +64 (+2.6%)   本日終値
 29日、オークファン <3674> [東証M]が、ヤフー <4689> と出品者育成サービスで連携すると発表したことが買い材料。インターネットオークションの未経験者や初心者の方が「売り手」としてステップアップできるように「オークション出品塾」と「オークション大学」の二つのサービスを提供する。「オークション出品塾」は、「ヤフオク!」未経験者を対象に無料で出品時の手順やノウハウなどを提供。一方、「オークション大学」では、出品経験者を対象に月額500円でオークション出品時に役立つテクニックから商品の仕入れ、出品する際の支援ツールまで一括でサポートする。日本最大のネットオークションサイト「ヤフオク!」を擁するヤフーと連携するとあって、出品者育成サービス事業の将来性に期待する買いが向かった。同時に、インドネシア国内第2位のマーケットプレイスの運営会社であるBukalapak社に約3000万円を出資すると発表したことも支援材料。

■第四銀行 <8324> 378円  +17 (+4.7%)   本日終値
 29日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が34%増益で着地・10-12月期も10%増益」が好感された。
 第四銀 <8324> が1月29日大引け後(16:00)に決算を発表。14年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比33.7%増の193億円に拡大し、通期計画の218億円に対する進捗率は88.8%となり、5年平均の90.0%とほぼ同水準だった。
  ⇒⇒第四銀行の詳しい業績推移表を見る
 同時に発表した「自社株買いと自社株消却を実施」も買い材料。
 29日、第四銀 <8324> が発行済み株式数(自社株を除く)の0.78%にあたる280万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。買い付け期間は2月3日から3月31日まで。併せて、発行済み株式数の0.79%にあたる288万株の自社株を2月20日に消却すると発表。

■MonotaRO <3064> 2,334円  +71 (+3.1%)   本日終値
 29日に決算を発表。「今期経常は8%増で5期連続最高益、2円増配へ」が好感された。
 モノタロウ <3064> が1月29日大引け後(15:00)に決算を発表。13年12月期の連結経常利益は前の期比32.6%増の39億円に拡大し、14年12月期も前期比7.6%増の41.9億円に伸びを見込み、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。13期連続増収、5期連続増益になる。
  ⇒⇒MonotaROの詳しい業績推移表を見る

■ヤマトホールディングス <9064> 2,099円  +52 (+2.5%)   本日終値
 29日に発表した「自社株買いと自社株消却の実施」が買い材料。
 29日、ヤマトHD <9064> が発行済み株式数の1.53%にあたる650万株(金額で100億円)の自社株を取得すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は30日から3月31日まで。同時に、同1.44%にあたる666万0500株を2月10日に消却すると発表。

■アプラスフィナンシャル <8589> 130円  -6 (-4.4%)   本日終値
 29日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が26%減益で着地・10-12月期も27%減益」が嫌気された。
 アプラス <8589> が1月29日大引け後(17:00)に決算を発表。14年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比26.1%減の56.5億円に減り、通期計画の99億円に対する進捗率は57.2%にとどまり、5年平均の164.9%も下回った。
  ⇒⇒アプラスフィナンシャルの詳しい業績推移表を見る

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均