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【市況】米国人の金銭感覚に変化、貯蓄習慣が徐々に浸透


米世論調査大手ギャラップが12月初めに実施した調査では、2008年の世界同時不況を経験した米国人の金銭感覚に変化が生じていることが分かった。62%の米国人は貯蓄を増やす計画だと回答。消費拡大を選択した回答者は全体の33%にとどまり、2010年の57%を大幅に下回った。

また、米家計の債務残高の対国内総生産(GDP)比率も2009年の98%から現在の81%に低下していると報告された。貯蓄習慣の浸透に伴い、この比率は今後も一段と低下すると見込まれている。一方、米国人の貯蓄習慣が一時的なものだと指摘する声もあり、景気回復に伴ってこの比率は再び上昇する可能性があるとの見方も浮上している。

《ZN》

 提供:フィスコ

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