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【材料】岩谷産業が年初来高値を更新、「水素拠点の建設費半減」報道

 岩谷産 <8088> が3日続伸し、年初来高値をほぼ8ヵ月ぶりに更新した。16日付の日本経済新聞朝刊が「岩谷産業は来年にも燃料電池車などに使う水素ステーションの基幹装置を生産を始める。現在は独リンデが開発した装置を輸入しているが、内製化することでステーション建設費を抑える」と報じたことが買い手掛かり。

 報道では、「燃料電池車が本格発売されるとみられる2015年をめどに、水素の貯蔵タンクや建屋などを含む水素ステーション全体の建設費を現在の半分以下の2億円程度に引き下げたい考えだ」と伝えた。過去、水素ステーション関連株として市場で何度も人気となってきたとあって、年初来高値に迫ったシーンで買いを誘ったもよう。
(執筆者:熱田和雄ストック・データバンク)

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