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【市況】(香港)徽商銀行と博雅の公開価格が決定、博雅は上場初日の堅調推移を予想


中国の地方銀行、徽商銀行(03698/HK)とオンラインゲームの博雅(00434/HK)は11日、新規株式公開(IPO)の公開価格がそれぞれ3.53HKドル、5.35HKドルに決定したと発表した。いずれもあす12日に香港メインボードに上場するが、うち博雅は堅調な滑り出しが予測されている。

博雅の公募倍率は830倍強となり、公開価格(5.35HKドル)は仮条件レンジの上限寄りに決まった。調達額は正味8億6200万HKドル(約110億円)で、プロモーションや販売人員の強化などに充当する。「香港経済日報」では、公募の申し込み状況などからみて、上場初日に7%以上の上昇となる見通しを示している。

一方、徽商銀行の公募倍率は約10倍で、公開価格(3.53HKドル)は仮条件レンジの下限寄りとなった。本土系銀行を巡っては、利ざやの縮小や不良債権の増大リスクなど不安材料も多く、先週上場した重慶銀行(01963/HK)も低調なパフォーマンスとなっている。

《NT》

 提供:フィスコ

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