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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):日新電、じもとHD、ニチハ、マクニカ

■日新電機 <6641> 572円  +68 (+13.5%)   本日終値  東証1部 上昇率7位
 25日、日新電 <6641> が14年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の15億円→30.5億円(前年同期は12.5億円)に2倍上方修正したことが買い材料。原価低減と固定費の圧縮に努めたことや、高精細・中小型FPD(フラットパネルディスプレイ)製造用イオン注入装置売上の第3四半期からの繰り上げ計上などが利益を押し上げた。上期業績の好調に伴い、通期の経常利益も従来予想の80億円→90億円(前期は71.8億円)に12.5%上方修正したことも支援材料。

■じもとホールディングス <7161> 213円  +14 (+7.0%)   本日終値
 25日、じもとHD <7161> が14年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の8億円→37億円に4.6倍上方修正。従来の5.3%減益予想から一転して4.4倍増益を見込み、一気に2期ぶりに上期の最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。12年10月に経営統合した仙台銀行がフル寄与するうえ、与信関連費用が想定を下回る。

■ニチハ <7943> 1,434円  +84 (+6.2%)   本日終値
 25日、ニチハ <7943> が14年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の37億円→43.2億円(前年同期は35.3億円)に16.8%上方修正したことが買い材料。主力の国内窯業系外装材の販売数量が想定を上回る見込みであることが利益を押し上げた。なお、通期の業績予想については11月12日に予定している第2四半期決算発表時に開示する。

■マクニカ <7631> 2,694円  +83 (+3.2%)   本日終値
 マクニカ <7631> が大幅反発。後場に一段高となり、9月26日以来1ヵ月ぶりに1700円台を回復している。10月28日後場(13:00)に決算を発表。14年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比70.4%増の55.8億円に拡大し、通期計画の86億円に対する進捗率は65.0%に達したものの、5年平均の70.0%を下回った。同時に、今期の年間配当を従来計画の40円→60円(前期は40円)に大幅増額修正したことが材料視された。同社では、14年3月期第1四半期連結累計期間において、為替差益10.5億円を計上していたが、第2四半期連結期間でさらに4.2億円の為替差益が発生したことから、第2四半期累計期間において、14.7億円の為替差益を営業外収益に計上したもの。ただ、今後の為替状況により変動するため、通期業績予想については、7月公表の従来予想を据え置いたという。なお、上期累計期間における品目別売上高は、主力の集積回路が前年同期比25.4%増の1058.8億円と拡大し、電子デバイスは23.9%増の93.4億円、その他32.8%減の5.9億円、ネットワーク関連製品は7.0%増の87.0億円だった。

■KDDI <9433> 5,110円  +150 (+3.0%)   本日終値
 KDDI <9433> が反発。日経新聞が27日付で「KDDIの業績が好調だ。2013年4~9月期の連結営業利益は3400億円前後となり、前年同期から5割増えたもようだ。4~9月期としては過去最高」と報じたことが買い材料視された。報道によると「米アップルのスマートフォン(スマホ)『iPhone(アイフォーン)』の販売が好調で、新規顧客を増やした」という。番号持ち運び制度(MNP)で他社から移った契約者数も9月まで24ヵ月間連続で首位を独走しているとしており、業績上振れ報道を好感した買いが向かった。

■船井電機 <6839> 1,041円  -64 (-5.8%)   本日終値  東証1部 下落率8位
 25日、オランダの電機大手フィリップスが船井電 <6839> に対し音響・映像機器事業の売却契約の破棄を通告したことが嫌気された。フィリップスは同社による契約不履行を契約解除の理由に挙げ、損害賠償の請求に向けて国際仲裁裁判所に仲裁を申し立てる方針。一方、同社は契約不履行はなかったとし、今後も契約内容に従って対処する方針を明らかにした。売却破談によるテレビ依存構造からの脱却の遅れや損害賠償による業績への影響が懸念されたほか、フィリップスと結ぶ北米、メキシコの既存契約の行方にも不透明感が高まった。

■オーナンバ <5816> 634円  +100 (+18.7%) ストップ高    本日終値
 25日、オーナンバ <5816> [東証2]が14年3月期の連結経常利益を7.5億円→16.5億円に2.2倍上方修正。増益率が17.4%増→2.6倍に拡大する見通しとなったことが買い材料。太陽光発電関連製品の販売好調やワイヤーハーネスの新規開拓で、売上が計画を13%上回ることが寄与。海外子会社でコスト削減が進んだことも利益を押し上げる。業績好調に伴い、今期の年間配当を5円→10円へと2倍に増額修正したことや、前日終値ベースの予想PERが16.8倍→7.5倍に急低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■日本マイクロニクス <6871> 660円  +100 (+17.9%) ストップ高    本日終値
 25日、日本マイクロ <6871> [JQ] が13年9月期の連結経常損益を従来予想の7億円の黒字→15億円の黒字(前々期は23.6億円の赤字)に2.1倍上方修正。スマートフォンなどモバイルDRAM向けのプローブカードの販売が想定より伸びた。生産稼働率の上昇による採算改善や原価低減も利益を大きく押し上げた。業績好調に伴い、無配としていた期末一括配当を10円実施し、2期ぶりに復配する方針を示した。修正した通期予想から試算した7-9月期の同利益は9.4億円と、四半期としては10年7-9月期以来の高水準。前日終値ベースの予想PERが37.4倍→10.2倍に急低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■昭和システム <4752> 531円  +80 (+17.7%) ストップ高    本日終値
 25日に業績修正を発表。「今期経常を55%上方修正」が好感された。
 昭和システム <4752> [JQ] が10月25日大引け後(15:00)に業績修正を発表。14年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の2億円→3億1000万円(前期は1億8300万円)に55.0%上方修正し、増益率が9.3%増→69.4%増に拡大する見通しとなった。
  ⇒⇒昭和システムの詳しい業績推移表を見る

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