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【経済】アリババのIPO計画:香港上場の可能性排除せず、CEO「急いでいない」


中国の電子商取引大手アリババ・グループの陸兆禧最高経営責任者(CEO)は24日、新規株式公開(IPO)計画において、上場先やスケジュールは依然として未定だと述べた。また、上場を「急いでいない」とも発言。債務償還のプレッシャーも特にないとし、適切な場所と時間を選んでIPOを行う方針とした。

アリババはこの日、杭州市(浙江省)で記者会見を開催。会見には陸CEOのほか、曽鳴最高戦略責任者(CSO)が出席した。

香港紙「明報」(25日付)はこの記者会見の様子について、陸CEOが「前言を翻した」と報道。陸CEOはこれより先、「香港で上場しないことを決めた」と述べていた。ただ、曽CSOは今回、「パートナー制度」を巡る交渉が決裂した後、香港証券取引所とは連絡をとっていないと説明している。

一方、別の報道によれば、アリババはこのほど、米国で投資チームを設立したことを発表。香港証取との交渉決裂によってアリババは米国市場への上場を検討しており、今回の投資チーム設立も米国での事業展開に関心を強めている表れだとみる向きもある。

《NT》

 提供:フィスコ

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