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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ユーグレナ、ナノキャリア、東電、SCSK

■ユーグレナ <2931> 1,553円  +161 (+11.6%)   本日終値
 25日、ユーグレナ <2931> [東証M]が、植物ハイテック研究所を子会社化する基本合意書を締結したと発表したことが買い材料。同研究所は奈良先端科学技術大学院大学の教授8名を中心に設立された大学発バイオベンチャー企業で、同大学の保有する植物バイオ分野の知的財産権を優先的に実施する権利を有する。同研究所を傘下に収めることにより、ユーグレナ(ミドリムシ)の形質転換による光合成能力の向上や油脂生産性の向上、新たな有用物質の生産手法の確立に加え、同大学から生まれる発明の事業活用などの効果を見込んでいる。

■ナノキャリア <4571> 318,000円  +24,300 (+8.3%)   本日終値
 25日に発表した「タンパク医薬のデリバリーに関する物質特許が米国で特許査定」が買い材料。

■東京電力 <9501> 560円  +37 (+7.1%)   本日終値
 26日付の朝刊で「柏崎対策、知事が事前了解検討の姿勢」と一部報じられたことが買い材料視された。

■SCSK <9719> 2,431円  +150 (+6.6%)   本日終値
 大和証券が25日付で投資判断「1」を継続し、目標株価を2540円→3306円に増額したことが買い材料視された。

■アドバンテスト <6857> 1,197円  -50 (-4.0%)   本日終値
 25日、アドテスト <6857> が14年3月期の連結最終損益(米国会計基準)を従来予想の98億円の黒字→25億円の赤字(前期は38.2億円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなったことが売り材料。3期連続の最終赤字となる。半導体メーカーのスマートフォン向け半導体投資が想定を下回り、主力の半導体検査装置の販売が振るわないく。業績下方修正を受けて、野村証券が25日付で投資判断「中立」を継続する一方、目標株価を1569円→1222円に下方修正したことも売りに拍車を掛けた。リポートでは、顧客構成の不利が如実になったと指摘。目下、後工程装置の受注は7月からピークアウトしており、同社の受注にも回復の兆しは見えず、半導体製造装置の中でも業績は出遅れが目立つと報告している。

■ダイエー <8263> 305円  -9 (-2.9%)   本日終値
 25日、ダイエー <8263> が14年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結最終損益を従来の未定から145億円の赤字(前年同期は27億円の赤字)になったと発表したことが売り材料。日用品の販売回復が遅れているほか、採算性の高い衣料品が低迷。老朽化店舗について建替など資産の入替による特損計上も響いた。

■キョウデン <6881> 184円  +50 (+37.3%) ストップ高    本日終値
 25日、東京ビッグサイトで開幕した電気自動車(EV)関連技術の見本市「電気自動車開発技術展」で、キョウデン <6881> [東証2]が三輪タイプの超小型2人乗りEV「Rena X3」を展示したことが買い材料。価格は49万8000円と50万円を切り、トヨタ車体の超小型EV「コムス」(ベーシック66万8000円)を大きく下回る。年内の発売を予定しており、手頃な価格を武器に近距離の移動手段としての需要取り込みに期待する買いが向かった。

■ニューテック <6734> 420円  +80 (+23.5%) ストップ高    本日終値
 25日、ニューテック <6734> [JQ] が14年2月期第2四半期累計(3-8月)の経常利益(非連結)を従来予想の700万円→1900万円(前年同期は700万円)に上方修正し、一転して2.7倍増益見通しとなったことが買い材料。OEM関連企業などへの納入(主にミラーカード)が好調で、売上高が伸びたことが利益を押し上げた。

■トライステージ <2178> 1,148円  +89 (+8.4%)   本日終値
 25日、トライSTG <2178> [東証M] が14年2月期上期(3-8月)の連結経常利益を従来予想の3.7億円→5.8億円(前年同期非連結は5億円)に58.3%上方修正。従来の26.6%減益予想から一転して16.2%増益見通しとなったことが買い材料。会員誘導型の顧客企業との取引が好調で、売上が計画を9.1%上回ったことが寄与した。収益性の低い取引を見直したことなどで採算も改善した。

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