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話題株ピックアップ【夕刊】(1):リクルート、アトラエ、ストライク

■アトラエ <6194>  2,759円  +192 円 (+7.5%)  本日終値  東証1部 上昇率6位
 アトラエ<6194>が大幅高で3日続伸、底値離脱の動きを一気に強めてきた。成功報酬型の求人サイト「Green」を主力展開するが、企業側から旺盛なニーズのあるIT系人材で強みを発揮している。19年9月期第3四半期の営業利益は前年同期比22%増の6億4800万円と好調。認知度向上のため広告宣伝に力を入れる方針で、通期の利益は伸び悩む見込みながら、その回収期に入る来期は再び成長スピードが加速するとの見方が強い。

■ストライク <6196>  2,781円  +151 円 (+5.7%)  本日終値
 ストライク <6196> が急伸。17日大引け後、19年8月期の経常利益(非連結)を従来予想の15.9億円→18.8億円に18.7%上方修正。増益率が17.4%増→39.4%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。M&A案件の成約件数は計画を下回ったものの、報酬総額が1億円以上となる大型案件の成約が6件と好調で、単価が上昇したことが収益を押し上げた。併せて、期末一括配当を従来計画の11円→14.5円(前の期は9円)に大幅増額修正したことも評価材料となった。

■村上開明堂 <7292>  2,578円  +132 円 (+5.4%) 一時ストップ高   本日終値
 村上開明堂<7292>が一時ストップ高まで買われ、年初来高値を更新した。同社は17日、魔法瓶構造を用いた貯湯式「ヒーテッドウォッシャー」を、トヨタ自動車<7203>の新型カローラに向けて供給を開始したと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。「ヒーテッドウォッシャー」は、前日の走行時に温めたウォッシャー液を魔法瓶構造で保温することで、融霜に必要な温度を約12時間保つことが可能。これにより、安全に運転するまでの時間を大幅に短縮できる。

■イオンファンタジー <4343>  2,846円  +114 円 (+4.2%)  本日終値
 イオンファンタジー<4343>が高い。同社はイオングループで遊戯施設の運営を手掛ける。17日取引終了後に発表した8月度既存店売上高は前年同月比3.8%増と7カ月連続プラスを確保したことが好感された。既存店の内訳では、商品が0.5%と微増にとどまったものの、遊戯機械が4.4%増、遊戯施設が4.0%増と好調で業績を牽引した。特に、遊戯機械は10カ月連続(曜日調整後)で前年比プラスを確保しており、景品であるカプセル玩具はインバウンド需要の高まりなどで市場が順調に拡大している。

■リクルート <6098>  3,319円  +69 円 (+2.1%)  本日終値
 リクルートホールディングス<6098>が大商いのなか反発。この日、先月28日に発表した株式売り出しの受渡日を迎えた。売出価格は10日に3079円で決まっていたが、この日の株価は一時3312円まで上昇し、受渡日の利益確定の売りをこなし堅調に推移している。株式売り出しが一巡したことから、今後の需給改善期待も膨らんでいる。

■弁護士ドットコム <6027>  4,230円  +60 円 (+1.4%)  本日終値
 弁護士ドットコム<6027>が続伸。17日の取引終了後、運営する法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」の有料会員数が19万人を突破したと発表しており、これを好感した買いが入った。会社側では増加の要因として、月間サイト訪問者数が順調に増加していることに加え、UI/UXの改善によるコンバージョン率の向上、有料会員に登録することでモバイル端末上で閲覧できる「みんなの法律相談」の法律相談件数が83万件を超え、ユーザーの多様な相談ニーズに対応する回答が拡大し続けていることなどを挙げている。有料会員数の増加は、現在の業績牽引役の一つである有料会員サービス事業の拡大につながるだけに、業績への貢献を期待した買いが入ったようだ。

■明治ホールディングス <2269>  7,900円  +70 円 (+0.9%)  本日終値
 明治ホールディングス<2269>が堅調に推移。同社は17日、子会社を通じて中国に牛乳・ヨーグルトの生産・販売拠点を新設したと発表。将来の業績への寄与などが期待されているようだ。同社の中国事業は現在、牛乳・ヨーグルト事業、アイスクリーム事業、菓子事業を展開しており、生産・販売拠点の新設は健康志向の高まりを受けて更に体制を強化することなどが主な目的。なお、生産開始は22年度下期を予定している。

■シーイーシー <9692>  1,993円  -211 円 (-9.6%)  本日終値  東証1部 下落率3位
 シーイーシー<9692>が急反落。17日の取引終了後、不適切な取引行為に関する疑義が発生し、事実関係を解明するために特別調査委員会を設置すると発表しており、これが嫌気された。また、これに伴い第2四半期報告書を期限までにできなくなったとして、提出期限延長にかかる承認申請書を関東財務局へ提出。延長が承認された場合の提出期限は10月17日となる予定だ。

■アークランドサカモト <9842>  1,251円  -70 円 (-5.3%)  本日終値
 17日に決算を発表。「上期経常は一転4%減益で下振れ着地」が嫌気された。
 アークランドサカモト <9842> が9月17日大引け後(15:00)に決算を発表。20年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結経常利益は前年同期比4.1%減の56億円に減り、従来の2.7%増益予想から一転して減益で着地。
  ⇒⇒アークランドサカモトの詳しい業績推移表を見る

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