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今日の為替市場ポイント:米長期金利反落でドル買い抑制も


20日のドル・円相場は、東京市場では106円69銭から106円39銭まで下落。欧米市場でドルは106円47銭から106円16銭まで下落し、106円23銭で取引を終えた。

本日21日のドル・円は主に106円台前半で推移する見通し。米長期金利の反落を意識してリスク選好的なドル買いは抑制される見込み。

報道によると、トランプ米大統領は20日、「政府として給与税やキャピタルゲイン税の税率引き下げの可能性を検討している」との見方を伝えた。トランプ大統領は記者団に対して「給与税の減税はずっと前から考えている」、「株式など有価証券の売却益であるキャピタルゲインにかかる税金に関して、これを物価に連動させることは議会の承認がなくても可能」との見方も伝えた。

市場関係者の間では「トランプ大統領が減税の話をわざわざメディアに伝えるのは2020年の米大統領選での再選を強く意識しているから」との見方が多いようだ。トランプ大統領は利下げを繰り返し要求しているが、「景気を浮揚させるためには、金利を引き下げるだけでは不十分」と考えているかもしれない。主要国が金融緩和を強化し、財政支出を増やすことで一致するかどうか定かではないが、ドイツや中国がこの局面でどのように対応するのか、引き続き注目されそうだ。

《CS》

 提供:フィスコ

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