5万円以下で買える、増収増益＆低PER「お宝候補」25社【2部・新興】編 ＜割安株特集＞

　上場企業の売買単位100株統一や株式分割実施などで、株式の購入に必要な最低投資金額(株価×売買単位)は低下傾向にある。東証2部・新興企業でも348社が最低投資金額5万円以下で購入できる。ただ実際は業績が低迷している企業も数多くあることには留意したい。

　最低投資金額が5万円以下の銘柄は小額資金で購入ができるほか、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入したり、買付や売却の時期を分散投資できるメリットがある。今回は、直近業績予想が増収増益を見込み、かつ割安を見分ける基準となるPER(株価収益率)が10倍以下の銘柄を探った。

　下表は東証2部、マザーズ、ジャスダック上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が5万円以下、(2)直近業績予想で売上高・経常利益とも増加を見込む、(2)PERが10倍以下――を条件に投資妙味が高まる割安な「お宝候補」25社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PERは9日現在)

　なお、9日(金)に配信した「5万円以下で買える、増収増益＆低PER『お宝候補』【東証1部】編」も併せてご覧ください。

　　　　　　　　　　　　　 　最低投資　 ┌─売上高─┐　┌ 経常利益┐　　予想
コード 銘柄　　　　 市場　　　　 金額　増収率　予想額　増益率　予想額　　 PER
<7638> ＮＥＷＡＲＴ ＪＱ　　　　 4600　　 4.6　 18400　　13.5　　2710　　 8.3
<1443> 技研ＨＤ　　 東２　　　　21100　　 1.5　　9600　　 8.8　　 820　　 6.4
<9827> リリカラ　　 ＪＱ　　　　21200　　 8.3　 36800　　 370　　 630　　 9.0
<7538> 大水　　　　 東２　　　　23200　　 1.8　131000　　48.8　　 570　　 7.2
<8135> ゼット　　　 東２　　　　24400　　 1.5　 43000　　 6.0　　 690　　 9.2
<2778> パレモ・ＨＤ 東２　　　　31100　　 6.2　 24700　　 6.7　　 760　　 6.2
<8737> あかつき本社 東２　　　　31400　　 0.7　 36000　　25.5　　1700　　 7.9
<3241> ウィル　　　 東２　　　　32500　　21.8　　7371　　29.3　　 631　　 8.7
<3286> トラストＨＤ 東Ｍ　　　　35000　　 7.4　 15000　　 9.9　　 500　　 6.0
<5816> オーナンバ　 東２　　　　36400　　 4.3　 38000　　16.1　　1000　　 8.3

<3242> アーバネット ＪＱ　　　　36800　　 6.5　 21380　　 9.3　　2090　　 6.4
<7760> ＩＭＶ　　　 ＪＱ　　　　38300　　 8.7　 12000　　30.7　　1200　　 8.0
<7863> 平賀　　　　 ＪＱ　　　　39000　　 5.2　　8200　　34.3　　 360　　 5.5
<3604> 川本産業　　 東２　　　　40500　　10.2　 26000　　 338　　 350　　 9.8
<5386> 鶴弥　　　　 東２　　　　40800　　 8.4　　9000　　67.2　　 500　　 9.2
<7928> 旭化学　　　 ＪＱ　　　　41400　　 8.4　　8500　　65.3　　 200　　 9.5
<6629> Ｔホライゾン ＪＱ　　　　41500　　 9.6　 21500　　 8.1　　1200　　 6.2
<3261> グラン　　　 東Ｍ　　　　42400　　23.3　　3000　　 3.4　　 400　　 5.9
<2750> 石光商事　　 ＪＱ　　　　43600　　 4.0　 40105　　 4.1　　 615　　 8.5
<2481> タウンＮ　　 ＪＱ　　　　43800　　 3.8　　3240　　 6.0　　 371　　10.0

<2754> 東葛ＨＤ　　 ＪＱ　　　　43800　　 0.1　　7792　　 7.1　　 435　　 7.7
<9913> 日邦産業　　 ＪＱ　　　　44000　　 1.2　 45000　　88.1　　 850　　 9.2
<5697> サンユウ　　 東２　　　　44300　　12.3　 22000　　11.6　　 780　　 6.9
<9029> ヒガシ２１　 東２　　　　44700　　 2.1　 24000　　 2.7　　 950　　 9.6
<4987> 寺岡製　　　 東２　　　　45100　　10.4　 26000　　10.5　　1510　　 9.8

※単位は最低投資金額が円、売上高・経常利益が百万円、増収率、増益率は％、PERは倍。
※対象条件について、直近予想の「最終利益が経常利益の80％以上」の企業は、特別利益や税控除などにより一時的に最終利益がかさ上げされているケースが多いため、対象から除いた。

株探ニュース