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イー・ガーディアン---3Qは2ケタ増収増益、引き続き主要業務が順調に推移


イー・ガーディアン<6050>は1日、2019年9月期第3四半期(18年10月-19年6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比10.1%増の48.38億円、営業利益が同10.8%増の8.63億円、経常利益が同12.4%増の8.90億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同11.4%増の6.05億円となった。

ソーシャルサポートの売上高は前年同期比24.9%増の17.68億円となった。成長を続けるソーシャルWebサービスにおいて、監視・CSだけではなく、運用や分析といった多種多様な新サービスの展開や既存顧客への深耕営業に注力した。加えて、フィンテック市場規模の拡大が予測される中、キャッシュレス関連サービスのアカウント開設に必須である本人確認手続きの簡素化ニーズに対応するため、オンライン本人確認サービス「eKYC」を提供した。

ゲームサポートの売上高は前年同期比4.0%増の19.18億円となった。豊富な運用実績とノウハウの蓄積により既存顧客との関係の強化を目指すと同時に、デバッグを提供するトラネルと連携したサービスの提供、日本市場に参入する中国系及び韓国系海外ゲーム企業の多言語カスタマーサポートの受注に注力した。また、世界最大のゲームショウである「E3(Electronic Entertainment Expo)2019」に出展するなど、海外市場における認知度拡大に取り組んだ。

アド・プロセス売上高は前年同期比7.6%増の6.34億円となった。既存の広告審査業務だけでなく、広告枠管理から入稿管理、広告ライティング等の提供サービスの拡大に注力し、派遣・常駐型業務と同社センター業務を組み合わせた運用に加え、自社開発したRPAの活用により競合他社との差別化を図り、既存顧客への深耕営業を目指してきた。

その他の売上高は前年同期比4.9%減の5.16億円となった。サイバーセキュリティ分野は、EGセキュアソリューションズがEC構築オープンソースのサイトを対象に、セキュリティチェック及びセキュリティ強化支援サービスを提供した。また、電子デバイス等のハードウェアに対するデバッグ事業は、アイティエスがソフトウェアのデバッグ事業を行うトラネルと連携する等シナジーを発揮し、シェア拡大を目指した。

2019年9月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比15.2%増の68.01億円、営業利益が同11.5%増の11.59億円、経常利益が同12.4%増の11.79億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同10.6%増の8.14億円とする期初計画を据え置いている。

《SF》

 提供:フィスコ

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