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前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―


■RPA <6572>  1,829円 (-500円、-21.5%) ストップ安

 東証1部の下落率トップ。RPAホールディングス <6572> がストップ安。12日の取引終了後に発表した第1四半期(3-5月)連結決算が、売上高21億2300万円(前年同期比19.0%増)、営業利益1億6900万円(同14.6%減)、純利益5100万円(同58.7%減)と2ケタ営業減益となったことが嫌気された。ロボットアウトソーシング事業でパートナー販売を通じて導入者数が順調に増加したほか、ロボットトランスフォーメーション事業では人材サービス分野、新規参入分野ともに順調に推移し売上高を押し上げた。ただ、ロボットアウトソーシング事業における人材採用、事業開発などの先行投資に加えて、RPAサービスの導入裾野拡大を企図したBizRobo!mini導入により利益水準が低下し利益を圧迫した。なお、20年2月期通期業績予想は、売上高140億1600万円(前期比71.2%増)、営業利益16億300万円(同67.9%増)、純利益9億3100万円(同66.6%増)の従来見通しを据え置いている。

■ベクトル <6058>  871円 (-174円、-16.7%)

 東証1部の下落率3位。ベクトル <6058> が大幅4日続落。同社は12日大引け後に決算を発表。20年2月期第1四半期(3-5月)の連結最終損益は3億円の赤字(前年同期は3.7億円の黒字)に転落した。

■SFoods <2292>  3,570円 (-255円、-6.7%)

 S Foods <2292> が続急落。同社は12日大引け後に決算を発表。20年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比15.0%減の25.2億円に減り、3-8月期(上期)計画の59億円に対する進捗率は42.8%にとどまり、5年平均の48.7%も下回った。

■パークシャ <3993>  5,690円 (-350円、-5.8%)

 PKSHA Technology <3993> [東証M]が大幅4日続落。同社は12日取引終了後、公募増資を発表しており1株当たり利益の希薄化を懸念した売りが膨らんだ。354万株の公募と上限53万1000株のオーバーアロットメントによる売り出しを実施する。公募に伴う調達資金は約198億9700万円で、アルゴリムズムのラインアップ拡張などにかかる研究開発およびソフトウエア開発投資、M&Aにかかる短期借入金の返済などに充てる。公募株数は現在の発行済み株式数の約13%に相当する。発行価格は7月23日から25日のいずれかの日に決定する。

■MTG <7806>  1,121円 (-62円、-5.2%)

 MTG <7806> [東証M]が続急落、上場来安値を更新。12日の取引終了後、19年9月期の連結業績予想について、売上高を510億円から395億円(前期比32.3%減)へ、営業損益を10億円の黒字から75億円の赤字(前期69億2500万円の黒字)、最終損益を6億2000万円の黒字から85億円の赤字(同40億200万円の黒字)へ下方修正したことが嫌気された。中国子会社で判明した不適切会計や同国内での美顔器「ReFa」の販売減速の影響に加えて、信頼低下による取引先との契約の解約リスクや、トレーニングギア「SIXPAD」の中国・韓国における販売拡大ペースが遅れていることなどを織り込んだとしている。

■インフォMT <2492>  1,563円 (-33円、-2.1%)

 インフォマート <2492> が6日続落。12日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(1-6月)連結業績について、売上高が40億4600万円から40億9700万円(前年同期比11.9%増)へ、営業利益が11億3000万円から13億3100万円(同32.7%増)へ、純利益が7億5800万円から10億5800万円(同57.9%増)へ上振れて着地したようだと発表したが、通期予想を据え置いたことが嫌気されたようだ。

■国際石開帝石 <1605>  962.9円 (-16.3円、-1.7%)

 国際石油開発帝石 <1605> 、JXTGホールディングス <5020> がいずれも続落。業種別でみても資源開発関連や石油関連株の下げが目立つ状況にある。15日のWTI原油先物価格は63セント安の1バレル=59ドル58セントと60ドル台を割り込んだ。これを背景に前日の米国株市場ではシェブロンやエクソンモービルなどエネルギー関連株が売られており、この流れが東京市場にも波及した。

※16日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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