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本日注目すべき【好決算】銘柄 インターアク、神戸物産、トビラシステ (12日大引け後 発表分)


 12日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 インターアク <7725>   ★前期経常最高益予想を32%上乗せ、配当も3円増額
 ◆19年5月期の連結経常利益を従来予想の14億円→18.5億円に32.2%上方修正。増益率が41.8%増→87.4%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。前期業績の上方修正は1月に続き、2回目。取引先の積極的な設備投資を背景に、CCDおよびC-MOSイメージセンサー向け検査用光源装置や瞳モジュールの販売が伸び、売上高が計画を11.3%も上回ったことが利益を押し上げた。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の15円→18円(前の期は13円)に増額修正した。

 神戸物産 <3038>   ★上期経常は30%増益で上振れ着地
 ◆19年10月期上期(18年11月-19年4月)の連結経常利益は前年同期比30.1%増の94.8億円に拡大し、従来予想の82億円を上回って着地。「業務スーパー」の出店拡大による増収効果に加え、メディアでの紹介などを通じて好採算のPB商品が伸びたことが寄与。デリバティブ評価損益が好転したことも大幅増益に貢献した。

 クロスプラス <3320> [東証2]  ★2-4月期(1Q)経常は黒字浮上・上期計画を超過
 ◆20年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常損益は2億4800万円の黒字(前年同期は4600万円の赤字)に浮上して着地。M&A効果やグループ再編により、専門店向けやEC向けの衣料品販売が増加したことが寄与。低価格帯商品の販売を減らすことで販売単価が上昇したことも黒字転換に大きく貢献した。
  上期業績は1億5000万円の赤字を計画しており、業績上振れが期待される。

 JSB <3480>   ★上期経常は12%増益・通期計画を超過
 ◆19年10月期上期(18年11月-19年4月)の連結経常利益は前年同期比11.6%増の30.8億円に伸びて着地。主力の不動産賃貸管理事業で物件管理戸数の増加や高水準の入居率を背景に、学生マンションの家賃収入などが伸びたことが寄与。
  通期計画の30.3億円をすでに上回っており、業績上振れが期待される。

 HEROZ <4382> [東証M]  ★今期経常は23%増で3期連続最高益更新へ
 ◆19年4月期の経常利益(非連結)は前の期比22.8%増の4億1500万円で着地。続く20年4月期も前期比22.9%増の5億1000万円に伸び、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は建設・金融・エンターテインメントを重点領域とする機械学習サービス「HEROZ Kishin」の売上拡大が継続し、法人向けサービスがスマートフォンアプリ「将棋ウォーズ」を中心とする個人向けを上回る成長を見込む。

 トビラシステ <4441> [東証M]  ★今期経常最高益予想を15%上乗せ
 ◆19年10月期の経常利益(非連結)を従来予想の3.1億円→3.6億円に15.4%上方修正。増益率が43.2%増→65.3%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。モバイル向けフィルタサービスでY!mobileのシニア向けスマートフォンに迷惑情報フィルタアプリが標準搭載されるなど、迷惑情報フィルタ事業の収益が想定より伸びる。コスト抑制も利益を押し上げる。

 ダントーHD <5337>   ★今期最終を一転黒字に上方修正
 ◆19年12月期の連結最終損益を従来予想の1億1000万円の赤字→2000万円の黒字(前期は1億5000万円の赤字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。第3四半期に固定資産売却益1億7900万円を計上することが最終利益を押し上げる。

 クラッチ <6408> [JQ]  ★今期経常を10%上方修正
 ◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の8.8億円→9.7億円に10.2%上方修正。減益率が19.3%減→11.1%減に縮小する見通しとなった。米国子会社の中国からの輸入品目が米国による対中追加関税の適用対象から除外されたことなどが上振れの背景。

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