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伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (6月12日記)


 本年の値動きだけで言えば、 日経平均株価の6月10日、11日のような上げは上昇途中で表れるパターンで、翌日も一段高で始まるような動きだと考えられます。

 一方で、本日の価格が寄り付き値で下放れて始まる場合、昨日の高値が戻り高値になる可能性が出てきます。

 本日の寄り付き値での反落は、現在が5月27日、28日の小幅な反発を経過して反転下降を開始したときの値動きと似た展開である可能性を示しています。

 つまり、わざわざ上値の重さを確認する作業になるまでもない上げであり、最近の上げは反発が終わればすぐに下降を開始する程度の動きに過ぎないということを示しています。

 だとすれば、本日は寄り付き後、すぐに下降を開始して、10日に開けたギャップのすべてを埋める動きへ入ると考えられます。

 本日は、上昇継続の可能性がある状況(上昇する場合の選択肢が多い状況)だと見ておきますが、寄り付き後の価格が下げる場合だけ、昨日の高値が戻り高値となって、下げ幅の大きな動きになる可能性を頭に入れておきます。


情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend

【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(日本実業出版社)、「儲かる! 相場の教科書 ローソク足チャート 究極の読み方・使い方」(日本実業出版社)など著書多数。

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