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<マ-ケット日報> 2019年4月23日

 23日の市場は日経平均が3日続伸。終値は前日比41円高の2万2259円だった。前日の米国株の動きがやや甘く取引時間中はマイナス圏で推移する時間が長かったが、出遅れ内需系株への押し目買いが支えとなり終盤はプラス圏へと浮上している。10連休を前にした手じまい売りがかなり進んでいるようで、薄商いながらも需給的には妙な安定が感じられる。

 昨日の米国市場は決算発表の本格化を前にした手じまい売りに押されてダウ平均は反落した。ダウ平均が半年ぶり高値圏にあるため一部には警戒感も出た模様。今週はマイクロソフト、ボーイング、インテルなどダウ平均採用の主力銘柄の決算発表が相次ぐ。指数も振れやすくなるため投資家は様子見を決め込んだようだ。一方、原油先物(WTI)が一段と騰勢を強めておりエネルギー関連株が相場を下支え。イラン産原油の全面輸入禁止が決まり需給が一段と締まっている。

 さて、東京市場は米国、中国の株式が甘く推移するなか、日経平均、トピックスともに3日続伸するなど底堅い動きを続けている。出来高が少ないため指数の上げ幅は極めて細かいが、高値圏を維持して売り物をこなしている状況は妙な強さを感じさせる。本日は日経平均への寄与度の大きいファーストリ[9983]が下げて足を引っ張ったが(1社で日経平均を40円以上押し下げ)、それでもプラスとなったことは出遅れ株の底上げが効いているものと思われる。明日も底堅い動きを続けそうだ。(ストック・データバンク 編集部)

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