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<マ-ケット日報> 2019年4月18日

 18日の市場は日経平均が6日ぶりに反落。終値は前日比187円安の2万2090円だった。前日まで5連騰とやや過熱感があったことや19日の米国市場が休場となるため、海外勢中心に目先の利食いを優先させる動きが強まった。中国上海株も小安く推移しこの日は手掛かり材料がまったくなし。一時200円超の下げ幅を見せるなど終日売り物に押されてしまった。

 昨日の米国市場はヘルスケア関連株の下げを受けてダウ平均は小反落した。米医療保険制度(オバマケア)改革の実現性が増してきたことから医薬、ヘルスケア関連株が総じて下落。ダウ平均の足を引っ張った。一方、知財紛争で和解したアップルとクアルコムが上昇し指数の下げを緩和。ハイテクや金融株は買いが継続し全体としての株高基調は損なわれてはいない様子。

 さて、東京市場は手掛かり材料難から日経平均が反落へ。薄商いで上げて来ただけに下げ出すと比較的値が飛びやすい状態となっているようだ。本日は円相場もやや高めに推移し全般的に反対売買の動きが目立っていた。日本市場では来週末から始まる10連休への備えが始まっており、買い方が積極的にポジションを積み増す動きは乏しい状況。明日は週末ということもあって日経平均は2万2000円辺りで膠着することが予想される。個別ではファーストリ[9983]が上場来最高値を更新。楽天[4755]、資生堂[4911]、トヨタ[7203]が年初来高値を更新している。(ストック・データバンク 編集部)

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