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本日注目すべき【好決算】銘柄 TKP、T-BASE、RPA (15日大引け後 発表分)


 15日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 TKP <3479> [東証M]  ★今期経常は41%増で5期連続最高益更新へ
 ◆19年2月期の連結経常利益は前の期比26.7%増の40.5億円に伸びて着地。続く20年2月期も前期比41.3%増の57.2億円に拡大し、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期も人手不足や働き方改革の進展を背景に、貸会議室・ホテル宴会場の需要が増加するなか、既存オフィスビルへの大規模な出店効果や宿泊施設の増設による宿泊研修ニーズの獲得などで、18.8%の大幅増収を見込む。
  併せて、世界最大のワークスペースプロバイダーIWG傘下でレンタルオフィス国内トップの日本リージャスホールディングスを買収することを明らかにした。

 住石HD <1514>   ★前期経常を91%上方修正
 ◆19年3月期の連結経常利益を従来予想の11億円→21億円に90.9%上方修正。減益率が58.1%減→20.0%減に縮小する見通しとなった。出資先の豪州ワンボ炭鉱から受領した配当金15.6億円を計上したことが利益を押し上げた。

 ヨシムラHD <2884>   ★今期経常は57%増で2期ぶり最高益更新へ
 ◆19年2月期の連結経常利益は前の期比24.2%減の4.2億円になったものの、続く20年2月期は前期比57.1%増の6.6億円に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は前期に買収したシンガポールの水産品卸会社SIN HINの業績が通期フル寄与する。また、前期苦戦した子会社の楽陽食品で新工場が稼働し、生産効率が改善することも大幅増益に貢献する。

 T-BASE <3415>   ★今期経常は30%増で2期ぶり最高益更新へ
 ◆19年2月期の経常利益(非連結)は前の期比10.6%減の14.1億円になったが、続く20年2月期は前期比29.5%増の18.2億円に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は既存業態である衣料品店「STUDIOUS」、「UNITED TOKYO」の拡大を継続するとともに、昨年参入したカジュアル業態「PUBLIC TOKYO」の新規出店も進め、19.0%の大幅増収を見込む。

 串カツ田中 <3547> [東証M]  ★12-2月期(1Q)経常は2.2倍増益で着地
 ◆19年11月期第1四半期(18年12月-19年2月)の連結経常利益は前年同期非連結比2.2倍の1.8億円に急拡大して着地。串カツ居酒屋「串カツ田中」の出店拡大効果に加え、既存店売上高も前年同期比6.6%増と好調だったことが寄与。禁煙の実施で家族連れが増え、毎年閑散期であった冬場の客数が増加した。

 阪神燃 <6018> [東証2]  ★前期経常を一転2%増益に上方修正、配当も10円増額
 ◆19年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の6.3億円→8.2億円に30.2%上方修正。従来の21.6%減益予想から一転して2.0%増益見通しとなった。船舶向け部分品の販売が増加したことに加え、内製化による経費削減を進めたことも上振れに貢献した。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の35円→45円(前の期は50円)に増額修正した。予想PERが14.9倍→11.2倍に低下し、割安感が強まった。

 RPA <6572>   ★今期経常は72%増で4期連続最高益更新へ
 ◆19年2月期の連結経常利益は前の期比2.0倍の9億円に伸びて着地。続く20年2月期も前期比71.9%増の15.6億円に拡大し、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期も業務効率化ニーズの高まりを背景に、事務作業代行ソフト「BizRobo!」の導入企業の拡大が続く。成果報酬型広告サービスでは既存の人材サービス関連に加え、他分野の顧客開拓も進み、71.2%の大幅増収を見込む。

 CSランバー <7808> [JQ]  ★今期経常を23%上方修正
 ◆19年5月期の連結経常利益を従来予想の2億2000万円→2億7000万円に22.7%上方修正。10月に予定される消費税増税前の駆け込み需要などを背景に受注が想定以上に伸びることが寄与。経費削減を進めることも上振れに貢献する。

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