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今日の為替市場ポイント:株高も上値の重い展開となりそう


26日のドル・円相場は、東京市場では109円94銭から110円24銭まで反発。欧米市場でドルは110円13銭から110円69銭まで上昇し、110円63銭で取引を終えた。

本日27日のドル・円は110円半ばから後半の値動きか。前週末の下げから持ち直す動きとなっているが、世界的な景気減速が意識されやすく、株価や長期金利を手がかりに上値の重い展開を予想する。

欧米市場では、欧州株高や米長期金利の上昇でドルは110円後半に浮揚。この日発表された米経済指標で住宅関連指標は底堅い内容となったが、消費者信頼感は予想を下振れ、ドル買いを弱めた。ただ、NY株式市場で株高に振れたことからドルは110円70銭付近まで値を切り上げる場面もあった。その後は米10年債利回りの上げ渋りでドルは失速し、110円60銭台で引けた。

本日は引き続き世界的な景況感がテーマ。日本株や中国株、米長期金利、欧米株式先物が手がかり。この後は米株高を受けた日本株高で円売りが先行し、ドルを小幅に押し上げるだろう。ドルは200日移動平均線(110円22銭)をサポートに110円台半ばから後半で推移しそうだ。一方、前週末以降トルコリラが動意づいており、やや注目されそうだ。前日は上昇方向に振れたが、引き続き節目の20円を割り込むと、リスク回避的な円買いが強まろう。

《CS》

 提供:フィスコ

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