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米金利見通しに不透明感残る


 今回の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合では、政策金利の据え置きが全会一致で決定されると予想される。政策金利を一定期間据え置く必要があることについて、FOMCの声明で世界経済と金融の動向を慎重に観察することや、インフレ圧力は高まっていないことなどが理由に挙げられるかもしれない。市場参加者の間では、今回公表されるFOMCの経済予測で2019年末時点の政策金利は、昨年12月時点の予想である2.9%から2.4%または2.6%に引き下げられるとの見方が出ている。

 大半の市場参加者は、少なくとも今年前半は利上げなしと予想しているが、足元の経済指標は強弱まちまちであることから、一部の参加者は「インフレ鈍化を示唆する新たなデータが提供されない場合、FOMCでインフレや政策金利見通しを引き下げることは難しい」との声も聞かれている。
《MK》

 提供:フィスコ

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