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話題株ピックアップ【夕刊】(2):ALBERT、メガチップス、シルバエッグ

■ALBERT <3906>  11,370円  +70 円 (+0.6%)  本日終値
 ALBERT<3906>が4日続伸。1万円近辺でのもみ合いを経て急速な上げ足をみせている。ビッグデータ解析からAIアルゴリズムの開発・実装まで一気通貫で対応できる強みを持ち、データサイエンティストの育成・派遣でも業界を先駆している。2月以降、国内証券各社から強気の投資判断が相次いでいることで再評価機運が台頭している。同社が展開するAI・高性能チャットボットサービスについては、機能を拡張して名称も「スグレス」に変更、一段の需要取り込みを図る方針にある。19年12月期営業利益は前期比8割増の3億6000万円を見込むが、更に増額含みとなっている。

■トヨタ自動車 <7203>  6,663円  +13 円 (+0.2%)  本日終値
 トヨタ自動車<7203>、ホンダ<7267>、日産自動車<7201>など自動車株が堅調。外国為替市場では1ドル=111円30銭台の推移と円高方向に振れているものの、株価は打たれ強くなっている。4月には日米間で通商協議が開始されるとみられるが、その際に懸案となっている自動車関税について市場の関心が高く、自動車株は貿易交渉を巡る動向に左右されやすい。ただし、自動車株はPERなど株価指標面からは割安感が強い。特に同セクターは高配当利回り銘柄の宝庫であり、3月期末を控えた配当権利取り狙いの買いが株価押し上げ要因となっている。

■メガチップス <6875>  1,623円  -171 円 (-9.5%)  本日終値  東証1部 下落率3位
 メガチップス <6875> が続急落し、昨年来安値を更新した。18日大引け後、19年3月期の連結最終利益を従来予想の7億円の赤字→19億円の赤字に下方修正したことが売り材料視された。デジタルカメラ向けやアミューズメント向けのLSI(大規模集積回路)の需要が想定を下回ることが響く。また、ソフトウェア資産など固定資産除去損12億円、希望退職優遇制度の実施に絡む特別損失3億円などを計上することも最終利益を圧迫する。業績悪化に伴い、従来未定としていた期末一括配当は17円(前期は34円)実施する方針としたことも嫌気された。

■全国保証 <7164>  4,115円  -140 円 (-3.3%)  本日終値
 全国保証<7164>は反落。18日の取引終了後、19年3月期の単独業績予想について、売上高を417億5000万円から428億円(前期比8.1%増)へ、営業利益を320億2000万円から335億円(同7.4%増)へ、純利益を226億円から235億円(同6.6%増)へ上方修正したが、目先の材料出尽くし感から利益確定売りが出たようだ。主力の民間金融機関住宅ローン保証事業で保証債務残高が堅調に推移したことが要因という。また、与信費用が計画を下回ったことなども利益押し上げに寄与した。また、業績予想の修正に伴い、従来82円を予定していた19年3月期の期末一括配当を3円増額して85円にするとあわせて発表した。なお、前期に実績に対しては5円の増配になる予定だ。

■東海東京 <8616>  452円  -14 円 (-3.0%)  本日終値
 東海東京フィナンシャル・ホールディングス<8616>は安い。同社は18日引け後に、未定だった19年3月期の期末配当を4円とし、年間配当を前期から22円減の16円とすることを発表した。同社の4~12月期業績は最終利益が13億5400万円と前年同期比で94%減だった。19年3月期の通期業績予想は開示していない。この日は、今期の大幅減配を嫌気する売りが流入した。

■宇部興産 <4208>  2,339円  -71 円 (-3.0%)  本日終値
 宇部興産<4208>が後場下げ幅を拡大。この日、同社が製造・販売している重炭安(重炭酸アンモニウム)のうち、19年1月30日以降の製造品に金属異物が混入している可能性があることが判明したと発表しており、これを嫌気した売りが出た。重炭安は工業用途のほか、ビスケットの膨張剤などとして使用されている。ステンレス製設備の一部が破損し、これにより発生した金属片が製品に混入したものと考えられるとしており、同社では顧客各社に問題の可能性のある製品ロットを連絡し、使用の停止と返品を求めているという。

■シルバエッグ <3961>  1,290円  +254 円 (+24.5%) 一時ストップ高   本日終値
 シルバーエッグ・テクノロジー<3961>が一時ストップ高。同社は18日、香港の人工知能(AI)・機械学習ベンチャー特化型スタートアップアクセラレーターであるZeroth社と業務提携したと発表。今後の事業展開などが期待されているようだ。同社はこの提携に基づき、子会社を通じてZeroth社に50万ドルの投資を行う予定。同社はZeroth社がサポートする有望な新技術や商用サービスの日本市場への投入を行い、戦略的なビジネスの機会創出を図るとしている。

■シライ電子工業 <6658>  420円  +80 円 (+23.5%) ストップ高   本日終値
 シライ電子工業<6658>がストップ高。多言語で展開されている電化製品やガジェットの話題を扱うインターネット雑誌のエンガジェット(Engadget)が、任天堂<7974>が自社スマートフォンの発売を検討しているかもしないと伝えた。さらに報道では、任天堂が「自社のNintendo Switchと統合できるゲーム用スマートフォンの発売を検討しているとの憶測がある」としている。同社は京都に本社を置くプリント配線板専業メーカーであり、任天堂が2019年2月末時点で同社株の2.4%保有している。市場では、この報道が同社株の刺激材料となり買いが殺到しているとの見方が出ていた。

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