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「セルフレジ」が18位にランクイン、コンビニの営業時間短縮問題で再脚光<注目テーマ>

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 みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「セルフレジ」が18位にランクインしている。

 小売や流通業界での人手不足深刻化を受けて、セルフレジへの関心が再び高まっている。きっかけは、大阪にあるセブンイレブンの加盟店主が、深夜の人手不足を理由に時短営業を始めたことについて、セブンイレブン本部から違約通告を受けた問題。これを受けて、社会的にコンビニエンスストアの24時間営業の是非への議論が始まっている。コンビニ側でも、セブン―イレブン・ジャパン(東京都千代田区)が、24時間営業の見直しに向けた実験を10店舗の直営店でスタートさせるなど、具体的な取り組みも始まっているところだ。

 営業時間の見直しには、コンビニ経営の要ともいえる加盟店契約や商品の製造、配送体制までも見直す必要があり、すぐには解消できる問題ではないが、省力化の一つとして注目されているのがセルフレジだ。全国スーパーマーケット協会と日本スーパーマーケット協会、オール日本スーパーマーケット協会が共同で18年10月にまとめた「平成30年スーパーマーケット年次統計調査報告書」によると、セルフレジの設置率は15.1%で、大規模店舗中心型や複合型の企業の設置率が30%前後と小規模や中規模の企業に比べて高い結果となった。普及が進むスーパーに比べて、コンビニなどでセルフレジを導入する店舗はまだ少なく、今後、導入が進む可能性もある。セルフレジに対するニーズはさらに高まりそうだ。

 この日の関連銘柄では、日本プリメックス<2795>など一部の銘柄が堅調なものの、全般市場の下落もあってサトーホールディングス<6287>、東芝テック<6588>など主力どころの動きは乏しい。ただ、セルフレジへのニーズが高まるにつれ、こうした銘柄への関心もさらに高まる可能性があり要注目だ。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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