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<マ-ケット日報> 2019年2月21日

 21日の市場は日経平均が4日続伸。終値は前日比32円高の2万1464円で、昨年12月17日以来の水準となった。前場は短期的な過熱感から利食い売りに押されたが、米中貿易交渉進展の報道を受けた後場からは先物に買いが入りプラス圏へ浮上。一時は2万1500円の大台を超えるなど本日も強い動きを見せていた。もっとも実需不足は否めず終盤は上げ幅を縮めての引けとなっている。

 昨日の米国市場は米中貿易交渉への期待が続いてダウ平均は3日続伸。昨年11月以来約3カ月ぶりの水準まで回復してきた。FRBが保有資産の縮小を年内にも終わらせるとの見方が強まり下支え要因となったようだ。また、この日も原油先物(WTI)や非鉄相場などが上昇し、景気の先行き見通しに楽観的な見方が広がっている。

 さて、東京市場は落ち着いた外部環境に支えられて日経平均は緩やかな上昇基調を継続。中頃に「米中貿易協議で主要な構造問題で6つの覚書が準備された」と一部で報じられ、2万1500円台まで乗せてくる場面があった。米中貿易協議は21日から始まり22日には結果が出て来る可能性がある。期待先行で来ている分、材料出尽くしとなる恐れもあるが、交渉期間延長という結果なら引き続き相場は安定的に推移するものと思われる。明日も上値2万1500円を睨んだ展開となりそうだ。(ストック・データバンク 編集部)

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