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前日に「買われた株!」総ザライ (2) ―本日につながる期待株は?―


■不二製油G <2607>  3,925円 (+205円、+5.5%)

 不二製油グループ本社 <2607> が大幅に3日続伸。19日に米国のチョコレート会社、ブロマー社の買収説明会が開催された。同説明会に対して、SMBC日興証券は19日、「買収で売上シナジーの創出について期待が持てる説明がされた」とポジティブに評価している。ブロマー社の強みであるグローバル大手菓子メーカーとの親密な関係性及び米国市場で800社以上の顧客網を今回の買収で獲得できるとしている。また、成長分野である北米の付加価値チョコ市場(オーガニック、シュガーフリー、プレミアムチョコ、健康バー)が同社の油脂の技術を活かした差別化可能な市場であり、買収によって競合大手のバリーカレボー社に対する競争優位性が確保できるとの見方を示している。

■エスクリ <2196>  623円 (+31円、+5.2%)

 エスクリ <2196> が急反発。19日、同社が発行済み株式数(自社株を除く)の2.5%にあたる30万株(金額で1億8000万円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は3月1日から7月31日まで。

■サイバダイン <7779>  755円 (+30円、+4.1%)

 CYBERDYNE <7779> [東証M]が大幅高で4日続伸。20日の寄り前、英国立の科学研究組織である3Rセンターが主催する「CRACK-IT Challenge(フェーズ1)」において、欧州子会社が主導するLED方式光音響イメージング装置Acoustic Xを活用した研究が選出され、研究資金の交付が19日付で発表されたとしており、これを好材料視した買いが入った。英3Rセンターは、動物実験の代替、改善、削減を目的としており、産学協働を支援する取り組みとしてCRACK-IT Challengeを主催。同社の研究「意識がある小動物の関節リウマチの進行をモニタリングするための手持ち式機器の開発・検証」では、光音響イメージングは、関節リウマチの早期診断を実現する可能性があり、関節リウマチの新薬開発の過程で必要となる動物実験の削減が期待されていることから、今回選出されたとしている。なお、研究機関は19年6月19日までで、交付金額8万2800ポンド(約1100万円)は19年3月期及び20年3月期のその他収益に計上されるとしている。

■アエリア <3758>  539円 (+19円、+3.7%)

 アエリア <3758> [JQ]が大幅続伸。19日の取引終了後、子会社アリスマティックが新作アプリ「干支かれ」を2月20日にリリースすると発表しており、これを好感した買いが入った。同タイトルは、豪華声優陣がCV(キャラクターボイス)を担当した、十二支をテーマにした新作活劇ゲーム。なお、リリースに先立ち、公式ツイッターではカウントダウンを開始した。

■SBG <9984>  10,400円 (+365円、+3.6%)

 ソフトバンクグループ <9984> が大幅反発。市場では「同社の6000億円を上限とする自社株買いの動向に引き続き注目が集まった。19日は自社株買い終了が近いとの観測が株価の下げを誘発したが、20日は自社株買いと推測される大口の買い注文が入ったことで、これが投資家に買い安心感をもたらし、個人投資家などが追随買いを入れている」(国内ネット証券)としていた。同社株は売買代金も高水準で東証1部上場企業のなかで断トツとなった。

■住友鉱 <5713>  3,202円 (+107円、+3.5%)

 住友金属鉱山 <5713> 、DOWAホールディングス <5714> 、三菱マテリアル <5711> など非鉄株が高い。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で金先物価格は19日、4月物が前日比22.7ドル高の1トロイオンス1344.8ドルと上昇。一時1345ドルと昨年4月下旬以来、約10ヵ月ぶりの水準に上昇した。世界経済の先行き不透明感などから金に見直し買いが流入したようだ。これを受け、金鉱山の菱刈鉱山を持つ住友鉱などが買われた。また、ニッケル価格の上昇を受け大平洋金属 <5541> も上昇した。

■ヘリオス <4593>  1,754円 (+48円、+2.8%)

 ヘリオス <4593> [東証M]が3日ぶり反発。同社は19日取引終了後に、デ・ウエスタン・セラピテクス研究所 <4576> に譲渡した「BBG250(Brilliant Blue G-250)」を含有する眼科手術補助剤にかかる事業で、これに伴うマイルストーン収入を19年12月期第1四半期に計上することを発表、これを材料視する買いを呼び込んだ。

■三菱商事 <8058>  3,254円 (+61円、+1.9%)

 三菱商事 <8058> 、住友商事 <8053> 、三井物産 <8031> 、丸紅 <8002> 、伊藤忠商事 <8001> など総合商社株が揃って上値を指向した。ここ原油や非鉄など資源価格の上昇が目立っており、収益面で追い風となる商社セクターは水準訂正狙いの投資資金が流入した。また、20日は日本経済新聞の朝刊で「ロシアのガス大手ノバテクが三菱商事と三井物産に北極圏の液化天然ガス事業に1割を出資するよう打診していることが分かった」と報じられており、これも両銘柄をはじめ総合商社に思惑買いを引き寄せる背景となったもよう。

■丸紅 <8002>  821.2円 (+13.7円、+1.7%)

 丸紅 <8002> が3日続伸。20日、 ブロックチェーン技術を活用した電力取引プラットフォームの開発・構築を行う米国LO3エナジー社と共同で、日本国内におけるブロックチェーン技術を用いた電力取引にかかる実証実験を行うと発表しており、これが好材料視された。同実証実験では、電力消費者(国内複数ヵ所の丸紅グループ施設及び丸紅新電力の顧客先)と発電源(丸紅の国内保有発電所)にブロックチェーン機能搭載メーターを設置。これにより、発電源で発電された電力を、電力消費者がバーチャル市場経由で購入したい価格を専用モバイルアプリで設定し、購入することを模擬的に実施するとしている。

■トヨタ <7203>  6,790円 (+93円、+1.4%)

 トヨタ自動車 <7203> 、ホンダ <7267> がいずれも3日続伸と上値追い、自動車株全般が買い優勢の展開となった。20日前場取引開始後に外国為替市場では急速にドルが買われる流れとなり、足もと1ドル=110円90銭台までドル高・円安が進行、これを受け為替感応度の高い自動車セクターは、輸出採算の改善期待から買いを誘った。ただ、米国との通商摩擦問題に対する警戒感は依然としてくすぶっており、その分値運びは重かった。

■エンジャパン <4849>  3,920円 (+40円、+1.0%)

 エン・ジャパン <4849> が3日続伸。19日の取引終了後、子会社を通じてIT人材派遣業を展開するインドのフューチャー・フォーカス・インフォテック社の株式を取得し、孫会社化すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。今回の株式取得は、IT分野の事業を強化するとともに、先端技術への対応を推進することでグループ及びフューチャー・フォーカス社の成長を図るのが狙い。3月7日付でフューチャー・フォーカス社の発行済み株数の72.28%を8億1300万ルピー(約12億6000万円)で取得するとしており、取得後は連結化する予定としている。なお、みなし取得日を3月31日とする予定であることから、19年3月期業績への影響はないとしている。

※20日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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