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プラス思考で谷越えショット、視線は景況感の改善に、SMBC日興証券(花田浩菜)


こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

2/15付の「DailyOutlook」では、景況感について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『TOPIX採用3月期決算企業の第3四半期(4-12月期)決算発表がほぼ一巡した。集計対象1,405社の経常利益は前年同期比▲3.5%の減益。19/3期会社予想経常利益を上方修正したのは122社、下方修正したのは191社。19/3期会社予想経常利益は、前期比▲2.4%となった(12月28日時点で同+1.5%)。ただ、19/3期会社予想経常利益に対する進捗率は79.2%に達しており、本決算発表において業績未達リスクは小さいと考えられる』と伝えています。

続けて、主な業種の19/3期業績見通しをみると、鉄鋼、輸送用機器、電気機器、化学、機械の順で下方修正率が大きいことを挙げ、『高炉の不調や保有株の評価損計上といった個別要因を除いて全体を俯瞰すると、下方修正の要因の一つに中国関連事業の減速が挙げられる。一方、米中通商問題と比較的距離のある内需業種は、利益見通しに大きな変化は生じていない。アナリストの業績予想の方向性を示すリビジョンインデックスをみても、製造業の業績下方修正が目立つ』と分析しています。

さらに、『もっとも、株価の動きをみると、株式市場はこうした不安要因に萎縮していない。既にプラス思考に転じており、米中通商問題の交渉進展、中国の景気支援策、米金融政策への過度な懸念後退などにより、今後の景況感改善に目を向けていると考えられる』とまとめています。

最後にレポートでは、『19/3期会社予想経常増益率の変化』を紹介しています。詳しくは2/15付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜

《ST》

 提供:フィスコ

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