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天然ゴム市場上昇、買い要因となっているのは? サンワード貿易の松永氏(三井智映子)


皆さん、こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の気になるレポートです。昨日のダウは4日続落となりましたが、上海総合株価指数は堅調でしたね。

7日にはトランプ米大統領が米中貿易協議の期限である3月1日までに中国の習近平国家主席と会談する予定がないと明らかにしたことで、米中貿易摩擦への懸念が広がりました。しかし、昨日の米要人の米中通商協議に関する発言が好感されているようです。それが軟調だった天然ゴム市場の買い要因となっているよう。そこで、今日は天然ゴム市場について松永さんのブログ「松永総研」からレポートをご紹介いたします。

レポートでは、上海総合株価指数について『1.36%高となり、2英業日連続で大きく上昇』したとのことで、『それを受けて上海ゴムが、昨日の夜間取引で2.5%高と大きく上昇しました』と伝えています。

12日の東京ゴムも買いが優勢となっていますが、『上海ゴムは、1月28日頃からじり安基調を続けていただけに、昨日の夜間取引での大幅高を受けて、テクニカルがかなり変化しました。その流れを引き継いで本日の東京ゴムも寄り付きから大きく上昇しております』と分析しています。

米中通商協議の進捗については、『コンウェイ米大統領顧問は11日、「ランプ大統領は習主席に近く会いたがっている。」と述べ、「米中は通商協議で合意に近づいているか?」との質問に対して、「完全にそのように見える。」と述べました』とする一方で、『米経済諮問委員会のハセット委員長は11日、「3月1日が通商協議の真の期日である。週内に上級レベルに持っていけるよう作業が行われている。知的財産問題や強制的な技術移転を含むすべての選択肢を検討している。」と述べております』と伝えています。

知的財産問題に対しては、ポンペオ米国務長官はファーウェイの通信機器使用に伴う機会とリスクの明確化を挙げているようで、『通信機器に関する米国の圧力は、米中通商協議を見据えたもとの考えるべきかもしれません』と考察。

続けて、『今週14~15日にムニューシン財務長官やライトハイザー米通商代表部(USTR)代表らが参加する閣僚級の米中通商協議が行われます』と伝えており、『今後のNYダウは、米中通商協議の展開次第といったところかもしれません』との見解を述べています。天然ゴム市場も同様かもしれませんね。

参考にしてみてください。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の2月12日付「天然ゴム市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコマーケットレポーター 三井智映子

《HH》

 提供:フィスコ

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