東京為替:ドル・円は小じっかり、日本株高で円売り先行
12日午前の東京市場でドル・円は小じっかり。欧州通貨安でドル買い選好地合いのなか、日本株高を背景とした円売りでドルは110円半ばに値を上げた。
ドル・円は、前日に110円台を回復し、そのまま定着。本日は米国の壁建設予算をめぐる与野党対立が解消に向かうとの報道で、ドル買い基調に。また、日本株や中国株の上昇で円売りで、日銀の国債買入れ減額の影響は軽微となった。
ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いを維持し、上海総合指数もプラス圏で推移しており、株高を好感した円売りは続きそうだ。米国の壁建設をめぐる与野党合意で今晩の米株高観測も広がり、ドル買い基調は継続しよう。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円35銭から110円54銭、ユーロ・円は124円45銭から124円68銭、ユーロ・ドルは1.1272ドルから1.1280ドルで推移した。
【要人発言】
・トランプ米大統領
「2回目の米朝首脳会談もうまくいくと期待」
・中国商務省
「消費拡大を目指し、今年はさらなる措置を取る」
【経済指標】
・日・1月マネーストックM3:前年比+2.4%(予想:+2.1%、12月:+2.1%)
・豪・12月住宅ローン件数:前月比-6.1%(予想:-2.0%、11月:-0.9%)
《MK》
提供:フィスコ