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ECBは利上げを急がない姿勢を再表明か


 欧州中央銀行(ECB)は今月24日に今年最初の理事会を開催する。主要政策金利の据え置きが全会一致で決定される見込み。ECBのドラギ総裁は昨年12月開催の理事会終了後の会見で、「域内の物価圧力をさらに高めるとともに中期的な総合インフレ動向を後押しするため、大幅な金融刺激が依然必要となる」との見方を伝えている。

 ユーロ圏の物価見通しは当面下向きとなる可能性があるため、ECBはインフレ鈍化の可能性に対応することになりそうだ。ドラギECB総裁は会見でハト派寄りの見解を表明する可能性が高い。金利引き上げについては、世界経済の減速などを理由に具体的な時期を明示しない可能性がある。英国の欧州連合(EU)離脱に関するいくつかの問題が月内に解決されない場合、ECBの金融政策にも何らかの影響を及ぼす可能性がある。
《MK》

 提供:フィスコ

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