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話題株ピックアップ【夕刊】(3):技研製、吉野家HD、テリロジー

■技研製作所 <6289>  3,100円  -245 円 (-7.3%)  本日終値  東証1部 下落率3位
 技研製作所<6289>が急落。10日取引終了後に発表した第1四半期(18年9~11月)連結決算が、売上高67億1900万円(前年同期比1.3%減)、営業利益13億1100万円(同15.7%減)、純利益8億7200万円(同14.2%減)と2ケタ営業減益となったことが嫌気された。建設機械事業は、インプラント工法の市場が拡大し国内販売は堅調だったものの、アジア地域で大型機械の販売が減少した。また、圧入工事事業で人件費などの販管費が増加したことも利益を圧迫した。なお、19年8月期通期業績予想は、売上高321億円(前期比10.2%増)、営業利益64億2000万円(同7.4%増)、純利益45億6000万円(同9.8%増)の従来見通しを据え置いている。

■吉野家ホールディングス <9861>  1,710円  -105 円 (-5.8%)  本日終値  東証1部 下落率6位
 10日に決算を発表。「3-11月期(3Q累計)経常が赤字転落で着地・9-11月期も赤字転落」が嫌気された。吉野家ホールディングス <9861> が1月10日大引け後(16:00)に決算を発表。19年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常損益は1.2億円の赤字(前年同期は29.9億円の黒字)に転落した。
  ⇒⇒吉野家ホールディングスの詳しい業績推移表を見る

■PR TIMES <3922>  2,590円  +493 円 (+23.5%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ
 PR TIMES <3922> が急反騰。10日大引け後に発表した19年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益が前年同期比35.4%増の3億8600万円に拡大して着地したことが買い材料視された。ニュースリリース配信サイト「PR TIMES」を利用する企業が引き続き増加したことが寄与。利用企業社数は昨年11月に2万6000社を突破している。なお、直近3ヵ月の9-11月期は売上高、経常利益ともに四半期ベースの過去最高を達成した。

■エヌリンクス <6578>  1,717円  +300 円 (+21.2%) ストップ高   本日終値
 エヌリンクス <6578> [JQ]がストップ高。10日大引け後に発表した19年2月期第3四半期累計(3-11月)の経常利益(非連結)が前年同期比60.3%増の3億4300万円に拡大して着地したことが買い材料視された。NHKの契約・収納代行を主力とする営業代行事業、不動産情報サイトやゲーム攻略サイトを運営するメディア事業がともに好調で、30.7%の大幅増収を達成したことが寄与。通期計画の3億3800万円をすでに1.5%上回っており、業績上振れを期待する買いが向かった。業績好調に伴い、従来無配としていた期末一括配当は初配当12円を実施する方針としたことも支援材料となった。さらに、2月末現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施すると発表しており、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いも入っている。

■リファインバース <6531>  937円  +150 円 (+19.1%) ストップ高   本日終値
 リファインバース<6531>はストップ高。10日の取引終了後、自動車用エアバッグや漁網などの製造工程で大量に排出されるナイロン製廃棄物のリサイクルを量産化する技術を確立し事業化を進めると発表しており、これを好感した買いが入った。同社では、カーペットタイルから生成されるナイロンに関して、再生ナイロン製品の量産化を進めていたが、カーペット以外のナイロン製廃棄物の再生が可能な技術へと適用範囲の拡大を図っていた。今回、量産化技術確立により新事業としてスタートすることになり、愛知県一宮で遊休となっている繊維関連工場に1億7000万円を投じて新たに製造拠点を設けて事業化を進める方針で、同設備により年10億円程度の売上高を想定しているという。なお、事業開始は4月1日を予定している。

■テリロジー <3356>  1,143円  +132 円 (+13.1%)  本日終値
 テリロジー<3356>が急騰。10日の取引終了後、EVO FUNDを割当先とした1万2000個の第1回新株予約権について、1月11日~4月10日まで行使停止指定を行うことを決定、これによる需給改善期待が株価を強く刺激した。同社はセキュリティー関連製品やIPサーバーなどの輸入販売商社で、標的型攻撃の対策ソリューションなどで強みを持ち、サイバーセキュリティー関連の有力株として市場の注目度も高い。直近は信用買い残の整理が進むなど需給関係が改善傾向にあったが、新株予約権の行使が当面凍結されたことで上値思惑が広がった。

■フィル・カンパニー <3267>  4,295円  +460 円 (+12.0%)  本日終値
 空中店舗フィル・パーク事業を展開するフィル・カンパニー<3267>が大幅高。同社がきょう発表する予定の18年11月期通期の連結決算への期待感が高まっているようだ。なお、同社は昨年12月6日に、速報ベースで18年11月期通期の受注高や受注残高、開発PJ総額見込みが過去最高額を更新したと発表。通期の空中店舗フィル・パーク事業「請負受注スキーム」の受注高は40億6058万円(前の期比66.8%増)で、受注残高は27億9320万円(前の期末比81.5%増)。また、用地取得契約後にプロジェクトを開始した空中店舗フィル・パークの土地及び建物の完成見込み額の合計となる開発PJ総額見込みは、17億7031万円(前の期末比67.6%増)となっている。

■PCIホールディングス <3918>  2,173円  +192 円 (+9.7%)  本日終値  東証1部 上昇率9位
 10日、PCIホールディングス <3918> が発行済み株式数(自社株を除く)の3.56%にあたる15万株(金額で2億5000万円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は1月11日から2月8日まで。

■トランザクション <7818>  713円  +52 円 (+7.9%)  本日終値
 トランザクション <7818> が高い。10日大引け後に発表した19年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常利益が前年同期比20.3%増の6.1億円に伸びて着地したことが買い材料視された。世界的な脱プラスチックの動きが追い風となり、主力のエコバッグやタンブラーボトルといったオリジナルエコ雑貨の好調が続いたことが寄与。上期計画の9.1億円に対する進捗率は67.0%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。併せて、株主優待制度を拡充すると発表。優待品である自社商品の1セットあたりの金額を従来の2000円相当→3000円相当に引き上げる。これにより、100株以上500株未満保有で年間6000円相当(現行は4000円相当)、500株以上1000株未満保有で年間1万2000円相当(同8000円相当)、1000株以上保有で年間1万8000円相当(同1万2000円相当)の贈呈となる。

●ストップ高銘柄
 ディ・アイ・システム <4421>  1,720円  +300 円 (+21.1%) ストップ高   本日終値
 ツインバード工業 <6897>  505円  +80 円 (+18.8%) ストップ高   本日終値
 DNAチップ研究所 <2397>  1,060円  +150 円 (+16.5%) ストップ高   本日終値
 デュアルタップ <3469>  750円  +100 円 (+15.4%) ストップ高   本日終値
 エスユーエス <6554>  752円  +100 円 (+15.3%) ストップ高   本日終値
 など、8銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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