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注目が高まるFOMCの政策金利見通し、SMBC日興証券(花田浩菜)


こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

12/18付の「DailyOutlook」では、FOMCについて考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『18~19日にかけてFOMCが開催され、政策金利や経済見通しの公表、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長による記者会見が予定されている。今回、政策金利の引き上げはすでに市場で織り込み済み。市場が注目するFOMC参加者の政策金利見通し(中央値)については、9月時点より下方修正されるとみられる』と伝えています。

続けて、米国が9年半ぶりに利上げに踏み切った2015年12月以降、日経平均と米10年債利回りは概ね連動していることを挙げ、『16年11月にトランプ米大統領誕生後、17年12月の米税制改革など、好調な米景気期待で米金利は上昇、日経平均も同調した。一方で、18年2月には市場予想を大幅に上振れる米経済指標の発表をきっかけに利上げ加速観測が浮上し、米金利は急上昇した反面、日経平均は急落。米金利が景気を刺激も冷やしもしない中立金利とされる3%水準にまで上昇したことで、これ以上の利上げは米景気を冷やしかねないといった思惑が日本株売りを招いたと考えられる』と分析しています。

さらに、『足もとの日経平均は軟調に推移している。今回のFOMCで政策金利見通しが下方修正されれば、過度な金融引き締めによる米景気減速懸念の後退に繋がると考えられる。世界の景気敏感株の側面を持つ日本株にとってはポジティブ材料となるだろう』とまとめています。

最後にレポートでは、『日経平均と米10年債利回り、FF金利の推移』を紹介しています。詳しくは12/18付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜

《ST》

 提供:フィスコ

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