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話題株ピックアップ【夕刊】(3):スキヤキ、テクポイント、ナトコ

■SKIYAKI <3995>  636円  +100 円 (+18.7%) ストップ高   本日終値
 SKIYAKI <3995> [東証M] が続急伸。13日大引け後に発表した19年1月期第3四半期累計(2-10月)の連結売上高が前年同期比59.5%増の28.2億円に拡大して着地したことを好感する買いが向かった。主力のファンクラブサービスの有料会員が増加したうえ、5月に連結子会社化したコンサート・イベント制作会社の業績上積みなども売上高を押し上げた。一方、積極的なM&Aや販管費の増加が響き、経常利益は37.7%の減益となった。ただ、通期計画の1億1700万円に対する進捗率は82.1%に達しており、業績上振れが期待される状況にある。

■テックポイント・インク <6697>  741円  +100 円 (+15.6%) ストップ高   本日終値
 テックポイント・インク<6697>は上げ足止まらず3日連続のストップ高。米シリコンバレーを拠点とする半導体のファブレスメーカーで、監視カメラや車載用半導体で実績が高い。米国と中国のハイテク製品を巡る覇権争いが激化するなか、米国では中国が先駆している監視カメラなどのハイテク製品を安全保障上の理由から排除する動きに発展している。そのなか、同社では中国製品向けで業績へのダメージは軽微であることを開示している。一方、習近平国家主席の肝いりで推進されている「中国製造2025」に見直しの動きが出るなど、中国側に譲歩の姿勢が浮き彫りとなるなか、監視カメラ向け半導体で同社のビジネスチャンスが広がるとの思惑もある。

■ナトコ <4627>  1,117円  +150 円 (+15.5%) ストップ高   本日終値
 塗料中堅のナトコ <4627> [JQ]がストップ高。13日大引け後に発表した18年10月期の連結経常利益は前の期比9.7%減の14.5億円に落ち込んだものの、続く19年10月期は前期比9.7%増の16億円に伸びる見通しとなったことが買い材料視された。前期は原材料価格の上昇に加え、元安進行で為替差損益が悪化したことが利益を圧迫した。今期は高機能性製品や環境対応型製品のラインアップを拡充し、3期連続の増収を見込む。併せて、前期の年間配当を32円→36円に増額し、今期も前期比4円増の40円に増配する方針とした。前日終値ベースの配当利回りは4.14%に上昇し、投資妙味が高まったことも支援材料となった。

■ツナグS <6551>  784円  +100 円 (+14.6%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率2位
 ツナグ・ソリューションズ<6551>がストップ高に買われた。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「2024年9月期を目標に、EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)を18億円程度と18年9月期実績の4倍に引き上げる計画だ」と報じられており、これを好材料視した買いが入った。記事によると、アルバイトやパート従業員の採用代行事業を中規模企業にも広げるほか、人材派遣事業ではM&Aを活用して営業地域を広げ収益拡大を図るという。株価は直近、下値を模索する展開となっていたが、中期的な業績拡大観測が伝えられたことで、見直し機運が一機に高まっているようだ。

■ファーストロジック <6037>  832円  +57 円 (+7.4%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
 ファーストロジック<6037>が大幅4日続伸。13日の取引終了後に発表した、第1四半期(8~10月)単独決算が、営業収益4億3800万円(前年同期比9.7%減)、営業利益2億3300万円(同3.0倍)、純利益1億5200万円(同2.0倍)と大幅増益となったことが好感された。第1四半期のページビュー(PV)数が2579万PV(前年同期比7.9%減)となった一方、「楽待」ウェブサイト会員数が13万4000人(前年同期比33.8%増)となったことが寄与したほか、営業費用の削減が貢献した。

■シリコンスタジオ <3907>  1,360円  +75 円 (+5.8%)  本日終値
 シリコンスタジオ<3907>が4日続伸。この日の午前中に、同社のレンダリングエンジン「Mizuchi(ミズチ)」が、住友林業<1911>が自社開発した施主向け3次元住宅プレゼンテーションシステム「Photoreal3D」に採用されたと発表しており、これを好材料視した買いが入った。「Mizuchi」は、金属、樹脂、ガラス、布、材木など、多種多様な質感を実写に迫る品質で表現することが可能なレンダリングエンジン。一方、住友林業の「Photoreal3D」は、住宅のCADデータから3DCGの施工イメージを生成し、3次元でのバーチャル内見を可能にする施主向けプレゼンテーションシステムで、内観や外観をさまざまな角度から確認することができるのが特徴としている。今回、よりリアルな立体画像による提案を実現させるため、レンダリングエンジンを従来のものから変更したという。

■ミマキエンジニアリング <6638>  926円  +50 円 (+5.7%)  本日終値  東証1部 上昇率7位
 13日、ミマキエンジニアリング <6638> が発行済み株式数(自社株を除く)の3.24%にあたる100万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は12月14日から19年12月13日まで。

■スマートバリュー <9417>  787円  +29 円 (+3.8%)  本日終値  東証1部 上昇率10位
 スマートバリュー<9417>が4日続伸。同社はきょう、クルマのサービス化を推進するためのプラットフォーム「Kuruma Base」の提供を19年5月から開始すると発表。「Kuruma Base」は、クルマのコネクティッド化からサービス化までを統合するプラットフォーム。事業者は、クルマを用意するだけで、新規参入障壁が高いとされる「データを活用したクルマのサービス」も安価かつスピーディーに開始することができるという。

■ブロードメディア <4347>  56円  +2 円 (+3.7%)  本日終値
 ブロードメディア<4347>が後場一時急伸。同社はきょう、自然言語処理(AI/NLP)技術を使用したボット構築プラットフォーム「Passage AI」を手掛ける米ルパート・ラボとパートナーシップ契約を締結したと発表。「Passage AI」は、コーディング知識を必要としない、エンタープライズ企業向けの正確性に優れた対話型AIプラットフォーム。同社は今回の契約を機に、エンタープライズ企業やホテル業界などに対話型AIソリューションの提供を開始する。

■ラクオリア創薬 <4579>  1,142円  +38 円 (+3.4%)  本日終値
 ラクオリア創薬<4579>が後場上昇。同社はきょう、ディー・エヌ・エー<2432>やDeNAライフサイエンス(DLS)、住商ファーマインターナショナル(東京都千代田区)が共同で進めている人工知能(AI)創薬プロジェクトに参画すると発表。このプロジェクトでラクオリア創薬は、AI創薬プログラムの実現可能性検証を更に進める目的で、所有する化合物情報の提供などを通して、AI創薬プログラムの精度向上に貢献することを目指すとしている。

●ストップ高銘柄
 日本サード・パーティ <2488>  900円  +150 円 (+20.0%) ストップ高   本日終値
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 ホシザキ <6465>  7,400円  -1,500 円 (-16.9%) ストップ安   本日終値
 など、3銘柄

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