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前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―


■Hamee <3134>  1,488円 (-257円、-14.7%)

 東証1部の下落率トップ。Hamee <3134> が大幅3日続落。12日の取引終了後に発表した第2四半期累計(5-10月)連結決算が、売上高46億3900万円(前年同期比10.2%増)、営業利益4億6600万円(同15.2%減)、純利益3億3700万円(同8.5%増)と2ケタ営業減益となったことが嫌気された。米国など海外における卸販売が堅調に推移し主力のコマース事業の売り上げが伸びたほか、新規契約の獲得が順調に進んだプラットフォーム事業も好調で売上高を押し上げた。ただ、成長投資の積極化に伴い、ソフトウェア償却費の増加やのれん償却の発生、商標権などその他無形固定資産償却費の増加、研究開発費の増加などが利益を圧迫した。なお、19年4月期通期業績予想は、売上高102億1400万円(前期比8.9%増)、営業利益14億300万円(同1.7%増)、純利益9億7900万円(同12.2%増)の従来見通しを据え置いている。

■秋川牧園 <1380>  1,240円 (-146円、-10.5%)

 秋川牧園 <1380> [JQ]が続急落。12日、東証と日証金が同社について13日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表したことが売り材料視された。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。信用規制による人気離散を警戒した売りが向かった。

■グッドコムA <3475>  1,501円 (-92円、-5.8%)

 東証1部の下落率7位。グッドコムアセット <3475> が急反落。12日の取引終了後に発表した19年10月期の連結業績予想は、売上高231億6600万円(前期比37.7%増)、営業利益17億100万円(同1.4%増)、純利益11億1300万円(同3.9%増)を見込み、年間配当は前期比12円増の47円を予定しているが、営業利益で22億円前後を見込む市場予想を下回っていることから、失望感が強まったようだ。今期は、国内自社販売、国内業者販売及び海外販売で計868戸(前期比38.7%増)の販売戸数を計画。また、販売実績増に伴う管理物件の増加により、不動産管理も安定的に推移する見通しで、売上高及び利益を押し上げる。なお、第4四半期に販売が偏重する見通しであることから、上期は営業利益7億100万円(前年同期比29.3%減)を見込んでいる。同時に発表した18年10月期決算は、売上高168億1700万円(前の期比71.0%増)、営業利益16億7800万円(同84.9%増)、純利益10億7100万円(同72.8%増)だった。

■東京ドーム <9681>  980円 (-45円、-4.4%)

 東京ドーム <9681> が軟調。同社は12日取引終了後、19年1月期第3四半期累計(2-10月)の連結決算を発表した。売上高は636億8600万円(前年同期比3.2%増)、営業利益は93億6500万円(同3.0%減)、最終利益は60億6600万円(同17.7%減)だった。物販の好調に伴う売上原価の増加や「黄色いビル」の一部フロアの返還、またインバウンド施策に関係する経費や設備投資に伴う減価償却費の増加などが響き減益となった。これを嫌気する形で売りが優勢となった。

■ロングライフ <4355>  404円 (-13円、-3.1%)

 ロングライフホールディング <4355> [JQ]が大幅反落。12日の取引終了後、集計中の18年10月期連結業績について、売上高が130億円から128億6600万円(前の期比4.4%増)へ、営業利益が7億円から2億9500万円(同43.6%減)へ、最終損益が2億5000万円の黒字から1億1500万円の赤字(前の期2億3300万円の黒字)へ下振れて着地したようだと発表しており、これが嫌気された。ホーム介護事業やリゾート事業で設備減価償却費などの経費が計画を上回ったことや、グループ全体で人件費が増加したことなどが利益を圧迫した。

■ZOZO <3092>  2,553円 (-35円、-1.4%)

 ZOZO <3092> が反落。SMBC日興証券は12日、同社株の目標株価を4300円から3900円に引き下げた。(投資評価は「1」を据え置き)目標株価引き下げの根拠として、足元のコスト増、PB(プライベートブランド)事業及び広告事業の遅れをあげている。2019年3月期の営業利益が330億円と従来予想322億円より8億円増としたものの、会社計画(400億円)は達成しないとの見方に変わりはない。10-12月期において、ZOZOTOWN事業の再加速、ZOZOSUIT販促の縮小に伴いPB事業の赤字を軽減できるかが注目点、としている。

※13日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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