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本日注目すべき【好決算】銘柄 寺岡製、日電産、大正薬HD (23日大引け後 発表分)


 23日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 寺岡製 <4987> [東証2]  ★今期経常を17%上方修正、配当も6円増額
 ◆19年3月期の連結経常利益を従来予想の15億円→17.6億円に17.3%上方修正。増益率が23.4%増→44.7%増に拡大する見通しとなった。国内外で粘着テープの高付加価値品の販売が想定以上に伸びることが寄与。円安による採算改善や為替差益の増加も上振れに貢献する。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の10円→16円(前期は12円)に大幅増額修正した。

 大正薬HD <4581>   ★上期経常を一転27%増益に上方修正
 ◆19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の165億円→227億円に37.6%上方修正。従来の7.6%減益予想から一転して27.2%増益見通しとなった。売上高は計画を下回ったものの、研究開発費や広告宣伝費の計上が下期に後ずれしたことに加え、持分法投資利益や為替差益が増加したことが上振れの要因となった。

 日電産 <6594>   ★上期税引き前は30%増益、今期配当を5円増額
 ◆19年3月期上期(4-9月)の連結税引き前利益は前年同期比29.7%増の982億円と従来予想の900億円を上回って着地。電動パワーステアリング用の車載モーターや産業用ロボットなどの販売が大きく伸びたことが寄与。前期に買収した独コンプレッサーメーカーの業績上積みに加え、コスト削減なども大幅増益に貢献した。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の100円→105円(前期は95円)に増額修正した。

 OKI <6703>   ★上期営業を一転黒字に上方修正
 ◆19年3月期上期(4-9月)の連結営業損益を従来予想の30億円の赤字→8億円の黒字に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。前期に実施した構造改革効果でプリンター事業の収益が改善したことが寄与。情報通信事業の売上構成が良化したことも上振れに貢献した。

 松風 <7979>   ★上期経常を33%上方修正
 ◆19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の5.8億円→7.8億円に32.8%上方修正。減益率が30.9%減→8.3%減に縮小する見通しとなった。販売活動費用の一部が下期の発生となることに加え、営業外損益が好転したことも利益を押し上げた。

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