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前場に注目すべき3つのポイント~日経平均はこう着も、中小型株に投資妙味


22日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:日経平均はこう着も、中小型株に投資妙味
■前場の注目材料:川重、業績下方修正、車両事業で損失を計上
■アヲハタ、商標権取得、21億円、意思決定迅速化へ

■日経平均はこう着も、中小型株に投資妙味

22日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。19日の米国市場はNYダウは上昇したが、米長期金利の上昇を嫌気したハイテク株の下落に伴い、ナスダックが下落しており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への重石になりそうだ。シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円安の22450円。円相場は1ドル112円50銭台で推移している。

米中貿易戦争の終息が見通せない中、引き続き海外市場の動向に振らされやすい相場展開が続こう。先週末は中国・上海指数の上昇が日経平均の大引けにかけての下げ渋りにつながっており、本日も利食い一巡後は中国株の動向を睨みながらの展開といったところになりそうだ。日経平均は22500円を回復しているが、依然として直近安値水準での攻防が続いており、方向感を掴みづらくさせそうだ。

今週は日本電産<6594>、花王<4452>、LINE<3938>、サイバー<4751>、信越化<4063>、日立<6501>などの決算発表が予定されている。主力処の決算に対してはインデックス売買の影響を受けやすいほか、機関投資家が動けないため、株価反応は期待しづらいが、個人主体の中小型株においては、トレンドが出やすいとみる。

第1四半期で好決算が評価され、その後は地合いに押される格好から調整が続いている銘柄も少なくなく、第2四半期決算で改めて評価される可能性は十分にあるだろう。また、PERなどバリュエーション面での割安感は機能しておらず、成長期待の大きい高バリュエーションの中小型株に投資妙味があると考えられる。



■川重、業績下方修正、車両事業で損失を計上

川重<7012>は19日、2019年3月期予想の修正を発表。売上高は従来の1兆6500億円から1兆6450億円、営業利益は750億円から660億円に下方修正している。コンセンサス(755億円程度)を下回る。車両事業において、北米事業における損失発生等により、全体で約165億円の悪化を見込んでいる。また、ボーイング787用 Trent1000エンジンの運航上の問題に係る費用を計上した。



■前場の注目材料

・NYダウは上昇(25444.34、+64.89)
・米原油先物は上昇(69.12、+0.47)
・VIX指数は下落(19.89、-0.17)
・イタリア国債の利回り低下
・好調な企業業績
・補正予算への期待
・日銀のETF購入
・1ドル112円50-60銭

・アヲハタ<2830>商標権取得、21億円、意思決定迅速化へ
・TOWA<6315>中国に新工場、精密金型現地生産、技術センターも新設
・太陽誘電<6976>体積6割超減、メタル系パワーインダクター
・NEC<6701>、5G基地局開発 サムスンと提携


☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・特になし

<海外>
・特になし

《SF》

 提供:フィスコ

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