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明日注目すべき【好決算】銘柄 ネオス、グノシー、ワコム (12日大引け後 発表分)


 12日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 ネオス <3627>   ★今期経常を10倍上方修正
 ◆19年2月期の連結経常損益を従来予想の4000万円の黒字→4億円の黒字(前期は4億3100万円の赤字)に10倍上方修正。通信や製薬、金融業界など向けにネットサービス支援の受注が想定より伸びる。3月に買収したジェネシスホールディングスが展開するデバイス事業の好調も寄与する。費用効率化が進み、販管費が大幅に減少することも利益を押し上げる。

 UUUM <3990> [東証M]  ★6-8月期(1Q)経常は3.1倍増益で着地
 ◆19年5月期第1四半期(6-8月)の連結経常利益は前年同期比3.1倍の3.2億円に急拡大して着地。動画広告市場が拡大するなか、再生回数に連動するアドセンス収入やタイアップ広告収入が大きく伸びたことが寄与。所属ユーチューバーのグッズ販売が好調だったことも増益に貢献した。
  通期計画の8.4億円に対する進捗率は38.7%に達しており、業績上振れが期待される。

 Gunosy <6047>   ★6-8月期(1Q)経常は90%増益、通期増額修正
 ◆19年5月期第1四半期(6-8月)の連結経常利益は前年同期比90.4%増の7.9億円に拡大して着地。積極的な広告投資や機能追加などで「ニュースパス」「ルクラ」の利用者が拡大し、広告収入が伸びたことが寄与。アドネットワークの売上増加に加え、子会社ゲームエイトの好調も増益に貢献した。
  第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の25億円→27.2億円に8.7%上方修正。増益率が29.1%増→40.4%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

 ADプラズマ <6668> [東証2]  ★今期経常は8%増で3期連続最高益、前期配当を2円増額
 ◆18年8月期の連結経常利益は前の期比22.0%増の18.4億円で着地。続く19年8月期も前期比8.4%増の20億円に伸び、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は半導体用途の拡大を背景に堅調な設備投資需要が続くなか、主力の高周波電源装置の受注が伸びる。
  併せて、前期の年間配当を6円→8円(前の期は6円)に増額し、今期も8円を継続する方針とした。予想PERが8.0倍→6.7倍に低下し、割安感がさらに強まった。

 ワコム <6727>   ★上期経常を一転77%増益に上方修正
 ◆19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の6.7億円→29億円に4.3倍上方修正。従来の59.2%減益予想から一転して76.6%増益見通しとなった。スマートフォン、タブレット、ノートPC向けペン・センサーシステムに対するメーカー各社からの需要が早期化したことなどが上振れの要因となった。

 古野電 <6814>   ★今期経常を25%上方修正、配当も7円増額
 ◆19年2月期上期(3-8月)の連結経常利益は前年同期比2.6倍の38.5億円に急拡大して着地。欧州やアジアを中心に商船市場向け電子機器が伸びたほか、ETC車載器などの販売も好調だった。生産性向上や製品構成の良化に加え、円安による採算改善も大幅増益に貢献した。
  業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の40億円→50億円に25.0%上方修正。増益率が2.2倍→2.7倍に拡大する見通しとなった。併せて、今期の年間配当を従来計画の10円→17円(前期は10円)に大幅増額修正した。

 SKジャパン <7608>   ★今期経常を一転75%増益に上方修正
 ◆19年2月期の連結経常利益を従来予想の2.7億円→5.8億円に2.1倍上方修正。従来の18.4%減益予想から一転して75.2%増益見通しとなった。今期業績の上方修正は2回目。「星のカービィ」など定番キャラクター商品の好調継続に加え、利益率の高い自社企画品「忠犬もちしば」の販売が伸びることが収益を押し上げる。

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