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半導体設備投資関連には注意が必要、SMBC日興証券(花田浩菜)


こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

9/26付の「DailyOutlook」では、半導体市場について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『世界半導体市場は、2018年も前年比では10%を超える成長が予想されている(「世界半導体市場統計」による出荷額予想)。ただし、2017年の22%増からは伸び率が鈍化する見込み。特に、3DNAND(電源を切っても記憶内容を保持)やDRAM(電源を切ると記憶内容が消失)などのメモリーでは、大型設備投資や歩留り向上により、需給緩和が進んでいる。今後、数量の拡大が継続しても、価格下落により、メモリーを中心に半導体市場の成長は、一段と鈍化するとみられる』と伝えています。

続けて、半導体業界の設備投資は、現在の好況を受けて高水準が続いていることを挙げ、『2019年の設備投資は、駆け込み需要の反動もあってメモリーを中心に大幅に抑制される懸念が高まっている。半導体関連銘柄は、実際の市場動向に対して株価は先行して動く傾向がある。前述した成長率鈍化を受けて、すでに株価は調整局面にある。しかし、設備投資に関連する半導体製造装置の需要は、さらなる下振れが懸念される』と分析しています。

さらに、『半導体製造装置銘柄の中でも、ディスコ(6146)、アドバンテ(6857)、東京精(7729)などと比べて、メモリー減速の業績への影響が大きく、株価下振れ懸念も大きいとみられる東エレク(8035)やスクリン(7735)などには特に注意を払いたい』とまとめています。

最後にレポートでは、『半導体製造装置銘柄の株価推移』を紹介しています。詳しくは9/26付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜

《ST》

 提供:フィスコ

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