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アトラエ Research Memo(4):2018年9月期3Qは前年同期比2ケタ増収増益


■業績動向

1. 2018年9月期第3四半期業績
アトラエ<6194>の2018年9月期第3四半期の業績を見ると、売上高が1,655百万円(前年同期比22.9%増)、営業利益が531百万円(同17.2%増)、経常利益が500百万円(同11.0%増)、四半期純利益が345百万円(同10.9%増)と、「Green」の好調に支えられ、前年同期比で売上高、各利益ともに2ケタ成長を記録している。

主要事業である「Green」については、求人企業と求職者のマッチング効率向上のためのコンテンツの拡充、ビッグデータ解析によるレコメンド精度の向上を始め、登録者数の増加施策として Web マーケティングの強化、求人企業管理画面の改善等、様々な取り組みを行った結果、2018年9月期第3四半期累計期間の新規登録求人企業数は505社(前年同期比2.2%増)、入社人数は1,754人(同22.2%増)となった。これら同社の主要KPI数値が右肩上がりで増加しており、安定的な成長フェーズが持続している。

2. 2018年9月期第3四半期の財務状況及び経営指標
2017年9月期末と2018年9月期第3四半期末の貸借対照表を比べると、新株式の発行に伴う現金及び預金の増加、売上高増加に伴う売掛金の増加により、総資産が3,545百万円(前期末比1,654百万円増)となった。負債合計は305百万円(同1百万円減)となったことで、自己資本比率は91.4%(前期末比7.6ポイント上昇)となった。金融機関からの借入もなく、極めて健全な財務体質を実現している。

3. 2018年9月期通期見通し
2018年9月期の業績は、売上高2,249百万円(前期比22.9%増)、営業利益665百万円(同18.9%増)、経常利益655百万円(同17.9%増)、当期純利益453百万円(同14.7%増)と、期初の計画のとおり見込んでいる。

「Green」が継続的安定的に売上を伸ばしており、「wevox」についてはマネタイズが本格化を始めている。「yenta」については、既にマネタイズの実証実験を終えており、来期以降に収益貢献してくると考えられ、盤石な成長体制を築いている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 内山 崇行)

《SF》

 提供:フィスコ

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