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東京株式(大引け)=251円高、米株高と円安、アジア株上昇を追い風に4連騰

 19日の東京株式市場はリスク選好ムードが継続し、朝方から大きく買いが先行、日経平均株価は一時400円を超える上昇をみせる場面があった。

 大引けの日経平均株価は前営業日比251円98銭高の2万3672円52銭と大幅高で4日続伸。東証1部の売買高概算は16億235万株、売買代金概算は2兆9670億1000万円。値上がり銘柄数は1775、対して値下がり銘柄数は279、変わらずは54銘柄だった。

 きょうの東京市場はリスクオン全開モード、前週末に日経平均2万3000円ラインを突破したことで空売り筋が買い戻しを急ぎ、踏み上げ相場の色彩を強めた。米中貿易摩擦問題への懸念が後退するなか、米国株市場で主要指数がいずれも上昇、米長期金利上昇を背景に足もと外国為替市場でドル高・円安に振れたこともポジティブに作用した。中国・上海株が前日に続き大きく上昇したほかアジア株が総じて高く、これも投資家の買い安心感を誘った。日銀の金融政策決定会合は現状維持で大方の想定通りとなり、全般相場への影響はみられなかった。日経平均は後半伸び悩んだものの、日経平均寄与度の高いファーストリテの下落が足を引っ張った形で、実際は全体の84%の銘柄が上昇する非常に買い気の強い地合いだったといえる。売買代金は前日に続き3兆円近くまで膨らみ投資マインドの改善を物語っている。

 個別では、売買代金トップの任天堂<7974>が大きく買われ、ソフトバンクグループ<9984>も上昇した。トヨタ自動車<7203>、ファナック<6954>なども買い優勢。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが高く、安川電機<6506>、キーエンス<6861>も値を上げた。ランドビジネス<8944>、TATERU<1435>が値幅制限いっぱいに買われたほか、Ubicomホールディングス<3937>も急伸。ヤマシンフィルタ<6240>も商いを膨らませ値を飛ばした。

 半面、ファーストリテイリング<9983>が大幅安、武田薬品工業<4502>、花王<4452>も売りに押された。JAL<9201>、テルモ<4543>も軟調。サムティ<3244>、ヘリオス テクノ ホールディング<6927>が急落したほか、グレイステクノロジー<6541>、ジャパンベストレスキューシステム<2453>も大幅安。レノバ<9519>も下落した。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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