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「電子決済代行サービス」関連がランクイン、キャッシュレス化を国策が後押し<注目テーマ>

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 みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「電子決済代行サービス」関連が14位にランクインしている。

 電子決済代行サービスは、クレジットカード決済やコンビニエンスストア決済、携帯キャリア決済などさまざまな決済を一括の契約とシステムで導入できるサービスのこと。EC(電子商取引)市場の拡大に伴い、電子決済代行サービス市場も年率2ケタペースで増加している。

 日本政府は「日本再興戦略」(2014年、2016年)のなかで、観光立国の実現のためには「キャッシュレス環境の飛躍的改善」を図り、「2020年までに、外国人が訪れる主要な商業施設、宿泊施設および観光スポットにおいて100%のクレジットカード決済対応および100%の決済端末のIC対応を実現するため、クレジットカード決済・IC対応端末の普及を促進する」と、外国人観光客への対応を強く促している。

 一方、ソフトバンクグループ<9984>とヤフー<4689>は7月27日、コード決済サービス「paypay(ペイペイ)」の提供を18年秋に始めると発表した。両社が設立した合弁会社のpaypayを通じて展開し、業種を問わず日本全国の“現金決済が行われている場”に提供し、加盟店とユーザー数で日本ナンバーワンを目指すという。paypayの提供開始に伴い、従来ヤフーが提供している「Yahoo!ウォレット」のコード決済機能「コード支払い」は終了するという。

 このほか、関連銘柄としては、消費者向けEC業者に決済処理サービス提供するGMOペイメントゲートウェイ<3769>に注目。同社は豊富な実績を背景に、顧客の利益を最大化できる決済プラン(クレジットカード決済や後払い、コンビニ決済など)を提案しサポートしている。さらに、コンビニなどでの決済代行大手で、代金決済・電子請求・電子決済や、携帯認証ソリューションの開発・提供を手掛けているウェルネット<2428>もビジネスチャンスが拡大している。

 さらに、EC事業、Paid事業、売掛債権保証事業の3つを手掛け、主力のEC事業では、小売店と全国のメーカーを結ぶファッション・雑貨の卸しや仕入れに関する企業間電子商取引サイト「スーパーデリバリー」を運営するラクーン<3031>、インターネット決済サービスの収納代行のビリングシステム<3623>、総合型情報処理サービス企業で、コンビニ収納代行サービス、ゆうちょ振替MT代行サービス、クレジットカード決済サービス、モバイル決済サービスといった収納代行サービスも手掛けている電算システム<3630>などにも注目したい。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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